エホバという悪名を隠すエホバの証人
『宗教2世』より。Session1-2。
旧統一教会は、1980年代から霊感商法で悪名を馳せたという経緯があり
名前をストレートに出したら、みなさん警戒します。その意味で、名前を秘匿して、活動内容もあらかじめ教えずにサークル活動に勧誘
する。その中でターゲットを絞って、深みにハメていくと。
エホバの証人もやっと悪名を馳せ始めている。よって、エホバという悪名を名乗らない勧誘を始めるはず。
彼らは体感的に「エホバの証人です」なんて言わない方が、話を聞いて貰えることを理解している。なので、既に身分を軽く秘めるなんてことは日常的に行われている。
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こうして、エホバという悪名を隠す。いったい、どこがエホバの証人なんだろうか。
存在そのものが虐待者であるエホバの証人の親
Session1-3は宗教2世に対して行ったアンケートの集計。
この国に跋扈する三大カルト。アンケートの結果から端的に言うと
- 政治干渉の創価学会
- 体罰で布教や集会参加の強要、学業に制限をかけるエホバの証人
- 献金の統一教会
それぞれに狩り場があるようで。
「信仰を押し付ける」「特定の信念を持つように強要する」こと自体が、子どもの権利を奪う
「宗教的虐待」
だと、本書は述べている。
エホバの証人は、ごりごりにこれに該当する。親がバカげた教理を信じた段階で「宗教的虐待」が発動している。
「ハルマゲドンが来るって私は信じているけれど、子どものあなたは信じなくても良いわ」なんていうエホバの証人の親は誰一人としていない。
エホバの証人の親は、「ハルマゲドンは来るって言ったら来る」という教団の無根拠な教理を鵜呑みにする。そして、その信仰というか信念というか妄想を、子どもにもせっせと仕込む。
エホバの証人の親という存在そのものが「宗教的虐待」。ここ大事なところです。「私はエホバの証人です。子どもがいます」という親は、もれなく「宗教的虐待」を行う者。
だって、「人間は何が何でも復活するって私は信じているけれど、子どものあなたは信じなくても良いわ」とは、エホバの証人の親は絶対に絶対に誰一人として言わない。「亡くなった○○は復活する」とか言っちゃうヤバい人たち。
子どもが、ふざけたハルマゲドンとか復活の教理に異論を挟もうものなら、徹底的に矯正しようとする。それをしないエホバの証人は、エホバの証人として教団から認められない。
エホバの証人の親は、誤った妄想を、信仰とか信念といった言葉に変換して子どもに押しつけている。押しつけない親はエホバの証人ではない。ゆえに、エホバの証人が親であれば、漏れなく宗教的虐待を行っている。