『カルトの花嫁』、カルト度外視で人生に役立つ金言が・・・

期待と信頼に値しない者

『カルトの花嫁』第6章。本章にはカルト度外視して、人生の役に立つような言葉が。カルトによる極限体験をした筆者による金言。

統一教会に斡旋された2人目の韓国人男。その夫に

期待するから裏切られるし、期待をするから悲しくなる

こいつは相当なダメ男で、カルトを利用して結婚しただけ。騙された羊に群がるハイエナみたいなもの。カルト同様に骨までしゃぶろうとする。

未来や自分には「期待」して良い。そして、その大半は叶わないかも知れないけれど、裏切られはしない。その経験は自身の血肉になるし、やるだけやった後はスカッとする。

他者に対する適度な「期待」は、期待を向けられた側のモチベーションを上げる。「やってやろうじゃん」と。適度な期待とそれに対する真摯な応答は、結果の成否を別にして信頼感を生む。

しかし、そういった期待と信頼に全く値しない人たちも中にはいる。そんな奴らに向けた期待が大きければ大きいほど失望は大きい。間違って信頼に足らない者を信頼してしまった場合には、物理的被害や経済的被害を被ることまである。

家族とかでない限り、そういったダメ人間は自分の周りから切り離していかないと人生が前に進まない。

この本の著者の場合は、モロ家族だった。よって借金を背負わされ逃げられたり、言葉の暴力や経済的DVを受け大ダメージを負う。

家族は簡単に切り捨てる訳にもいかない。その場合は著者のように「期待しない」状態にならないと、自分が痛んでいく。

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カルトがカルトたる所以、恐怖で縛り不幸と孤立に追い込んで逃げ場を奪う

たった一つの質問でカルトを見極める方法、カルト簡単判別法

決して家族になれない人間

前述ダメ夫は

一つの選択が、人生を豊かにもさせ、惨めにもさせてしまうことがあることをまったく気が付いていないようでした。人生にはピンチと同じくらいチャンスがある、自分を犠牲にしても守らなければならないものがあるという倫理観をまったく共有できませんでした。

ピンチにもチャンスにも決断を避け、逃げ続ければ人生の実りを得ることは当然叶わない。チャンスは逃げていくし、ピンチは対処しなければ現実にナイフとなった刃を突き立ててくる。

自分を犠牲にしても守るべきもの、多くの人にとって「家族」がそれにあたる。その倫理観、価値観を共有できない者とは当然家族にはなれない。

態度を変えるように促すか、捨てるか。筆者の場合は騙されて斡旋された夫なので、捨てる選択が当然。しかし、それを阻むのがカルトの洗脳。

ある出来事によって、洗脳が解除されるのが次の章。


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