宗教2世だけが持つ問題の重み
エホバの証人も取り上げられている宗教特集の『週刊東洋経済』。『2世への支援策は?』のページ。宗教2世の苦悩が考察されている。
記事内の
「新宗教の家に生まれ育った」だけで持つ問題の重みがある
という記述。
まあ、親がエホバの証人ってだけで気持ち悪いよね。完全なる偏見なんだけど。私自身エホバの証人2世なので、気持ち悪がられていた自覚がある。
気持ち悪がられるのは、一方的な偏見で失礼だし迷惑なのだが、この気持ち悪いという違和感は実は正しい。その感覚がないと誰もがエホバの証人というカルトに陥って人生を損ねてしまうわけで、その至って常識的な直観は生きていく上で必要。
カルトを自分で選んだわけではないエホバの証人2世にしてみれば、気持ち悪いと思われるのは心外で、自分の意思ではないのに・・・というのが正直なところ。
しかし、嫌々強制されているのか、自ら進んでやっているのかは、外部からはよく分からない。そんなものはエホバの証人2世本人もよく分かっていない。
嫌々な心はとっくのとうに封じ込めている。自ら進んでやっていると思い込んでいる子だっている。体罰と終末予言の恐怖で他の選択肢などない。終末を生き延びれば家族一緒で永遠の命というご褒美があると信じ込まされている。
外部の一般の人から見れば、2世だろうが1世だろうが同じ。危険に感じる、気持ち悪いと感じるのは仕方のないこと。もはや生存本能の領域。
自分で選んだカルト道ではないのに、学校の先生や同級生から気持ち悪いと思われる。それがカルト宗教の家に生まれたカルト2世信者が持つ問題の重み。
カルト宗教2世のサバイバル
エホバの証人2世というだけで大きなペナルティがある。なので、私はいろいろと工夫して子供時代から少年時代を過ごした。自分がエホバの証人2世で異分子であることに無感覚でいれば、「イジメて下さい」と自分から言っているようなものだから。
エホバの証人事情で行事に参加出来ないときには出来るだけ目立たないように。
それ以外のことではクラスの誰よりも優秀であるように。一番にはなれなかったけど、勉強では常に上位をキープ。ここで学級カーストの上位に入れるように。下層カーストの子に対して優位置を失わないように。
イジメられ予備軍が、イジメられないようにイジメっ子に変質する。弱みのある人間がさらに弱い者を叩く。
勉強以外の体育とか音楽は尋常でなく苦手だったので、この時間も目立たないよう細心の注意を払う。
そして、他に気を配っていたことが・・・明日に続けます。
だから昔いた会衆の二世高校生たちは成績が良かったんですねー!!なるほど…
大卒正社員で金と法律に関連した職業のほうが巡回監督以上の特権に預かれる可能性があるのを知らないとそうなるんですかね…(他のサイトで最近知りました)
そんなことママが知ったら発狂しそうですね
高等教育やらせず目指せ!下僕!長老!だったのに笑
貧乏で余裕なくて会衆の中でしか自信もてなくて特権ないと婚活も難しいでしょうし…
この世が終わる前に生活と人生が終わってるっちゅうねん…って思いました
確かに同級生にも成績の良い二世中学生がいました。
とはいえ、1990年代後半の私のいた田舎だと、エホバの証人組織内では大学進学はあまり認められていなかったような気がします。
さらに、進学先は工業系・工学系に限られる風潮がありました。工業系だと就職しやすくて転職もしやすく、布教活動をしやすいからという理由だったと思います。
山羊男さんのところもそうなんですね…
2004年前後の田舎、同世代二世多く賑やかでした。だいたい商業高校(偏差値高い情報処理科)か工業高校。在学中にバプるし神経疑いました。
日商簿記一級持ってても所詮は高卒、就職先はたかが知れてるのに親はバカなのかと。成績良いし大学行ける未来の人財が潰されていくサマを見せつけられた気分でした。
キリストは大工だったから、君たちも手に職をつけろってな塩梅でした。時代錯誤も甚だしいです。
高卒増えるとものみの塔にメリットあるんですよね。
勤務時間少ない低収入で貧乏→この世を嘆いて更に依存させやすい&大学等で別の聖書解釈や研究の機会を得て洗脳解除を回避するためですね。
昔のエジプト、二日酔いで休めたゆるゆる労働だったそうなので十戒のロマン吹き飛びますしね。
宗教はスキマ時間にゆるくやってこそ楽しい。
大学で多様な価値観に触れるとか、良い経験だと思うんですけどね。当然そんないい経験積んだら洗脳は解除されやすくなるわけで。
二日酔いで仕事休めるのはある意味ロマンが!!