元エホバの証人2世、14才の背教者の読書感想文
私は生まれながらのエホバの証人2世信者で、14才の秋に自分の意思で脱会。
その翌年書いた読書感想文が背教者感満載だったのでこの場で紹介したい。
こうして現在、しこしこと反ものみの塔活動をやっている原点は20年以上前にさかのぼる。14才の背教者。
この読書感想文は、学校中に配られた文集に載るような賞を貰ったのだが、内容がいかんせんホンモノの中二病なので、原文ママの掲載は控えたい。恥ずかしくて自分でも読めないので。
読んだ本は、インドの人種差別に対抗して活動した人の話。当人がインドの被差別層の『夜明けへの道』になったのに乗じて、オレも、暗闇でもがく人々の道になってやる!くらいのことを書いた。
残りわずかな人生の時間を生きる
当時の私に残された時間は少なかった。ものみの塔に完全洗脳されていたから。私には間近に迫るハルマゲドンを生き延びるつもりは一切なく、成人まで生きられるかどうか?あと10年も時はないと思っていた中学3年生。
淀みは一切なく、日々全力投球で生きていた。なぜなら、この瞬間にでもハルマゲドンで死ぬと信じていたから。一瞬一瞬を後悔しないように生きていた。
人間が今この瞬間にでも死ぬかも知れないというのは、皆同じ。交通事故だったり、ビルの工事現場から鉄骨が降ってきたり。ならば、後悔のないようすべての一瞬を全力投球すべき。
とはいえ、現代日本では突然死の確率はありがたいことに相当に低い。先人たちに感謝し尽くせないほどに、今、本当に突然に死んじゃうんじゃないかという感覚は薄い。
余命宣告されたり、ハルマゲドンという終末思想に洗脳されてでもいない限り、死を間近に感じながら「今」を生きている日本人はいない。
ただ一人、存在すらしない神エホバと戦う聖戦
中学生の私はものみの塔の洗脳下にあり、ただ一人、戦時体制にあった。虫けらみたいな人間の尊厳をかけて、存在すらしない神と戦っていた。
圧倒的武力の差で攻撃されるので、勝利はおろか生き残ることすら不可能。そんな神に対して、「今」という一瞬を全力で生きる人間の輝きというか意地を見せつけてやるという聖戦。
緩慢な時間間隔で生きている周囲の人間が哀れで仕方なかった。今この瞬間にでも死ぬかもしれないんだぜ!と。
そして、エホバの証人たち。自分を押し殺して、教団内の人間の顔色を伺い、楽しくもやりたくもない宗教活動を続けてまで、永遠に生きたいのか?そして、何よりダサい。服装や言葉づかいに制限を受けているというのもあるが、
何より自由意志を奪われた家畜だから。組織の言いなりになり、自分の意思で生きていない者は、救いようがなくダサい。
こいつらを人生の暗闇から救うべく、生き方・将来の指針を示す人間になりたい。要約するとこんな感じの読書感想文。中二病全開なのだが、今でもやっていることはさほど変わっていない。
緩慢な時間の中で生きている一般人は何ら問題ない。私も洗脳が解けてその仲間入りした。土曜の夜は朝まで飲んで、日曜を無駄にしたって良い。また来週、日曜はやってくるから。
そりゃ、今この瞬間と一期一会、全瞬間に後悔のないよう全力投球できれば良いんだけど、それは疲れちゃうからね。適度に手を抜いていかないと。
問題なのは、今も昔もダサい家畜のエホバの証人。勝手にダサいだけなら好きにすればいいんだけど、カルトの毒をまき散らかす有害な存在。
そんなのを抜きにしても、私は心の底からものみの塔が憎い。世界から消えて欲しい。そのためにも14才の時にした決意。これを貫徹したい。
暗闇でもがき人生を見失っているエホバの証人の解放、私は彼らの夜明けへの道になりたい。(未だに中二病なのかなオレ・・・永遠の中二・・・)