エホバの証人組織の「自己目的化」、妄想・欲望からの延命

エホバの証人、結成の目的とは

エホバの証人の骨太論考集『エビのしっぽ』から。

全体社会主義とエホバの証人(ものみの塔協会)。著者は、双方の組織間の類似点を以下のように述べている。

「組織の目的の自己目的化」

自己目的化というのは、目的のための手段であったのに、その手段そのものが目的と化すこと。

ものみの塔協会の目的、それは神の宇宙主権を証しするとか何とか。それでエホバの証人を名乗っている(のだろう)。よく知らんが。

これは建前で、本音は別。ご利益が無いと宗教なんてやってらんないっしょ。もしくは心の安寧か。心に清浄さと安らぎが欲しい。これも欲している時点で広義にはご利益を求めていると言えないこともない。

ではエホバの証人組織が得られるご利益とはなにか?

エホバの証人創始者のラッセル君は、聖書とかピラミッドを調べていて、

「とんでもないこと思い付いちゃった」

  1. これで救われる
  2. これで人をたくさん集められる

とエホバの証人を結成。

Aは思い込みの激しい痛いパターンで、Bだと人を集めて自己顕示欲を満たしたかったのか、金儲けしたかったのか。

エホバの証人の発足目的が妄想だろうが欲望だろうが、どちらでも大差ない。100年後のオレに心底迷惑がられている。インチキ牧師の「思い付き」は、後世に大きな災いをもたらした

もっと崩せ、JWの信仰の土台-part2~神に組織は不要、ラッセル君の「思い付き」

ものみの塔協会の本来の目的とは

ものみの塔の発足時の目的がA.妄想による救い、もしくはB.人集め。

これらのどちらか、もしくは両方を効率よく行うために、ものみの塔が組織化されていく。A.妄想による救いをご利益として、B.人集めにひた走っていく。

信者を集めて寄付金でウハウハだったのが、ものみの塔協会二代目会長ラザフォード。この頃は目的がはっきりしている。「オレの酒池肉林生活のために信者を増やせ」と。

ものみの塔協会二代目会長ラザフォードの生涯から学ぶ人生の意義

時代が進むに連れて、ものみの塔の目的がぼやけてくる。組織の宿命なのか。求心力のあるリーダーがいる間は、そのリーダーの率いる方向へ組織で突っ走る。ラザフォードの豪遊へ。GO!YOU!

強いリーダーシップが失われると、組織は惰性で転がり続ける。今までどおり、布教しまくって信者を増やせ。増殖し続ける信者に献身的な布教活動を要求するのだが、その目的は?

誰か一人が私腹を肥やすわけでもなく、現在は統治体という組織がものみの塔組織の頂点に君臨している。

統治体、着ぐるみをまとった小粒っこ

ものみの塔協会の「自己目的化」

いつからかは知らないが、信者が増え続けることが神の是認を受けた組織の証拠だと、ものみの塔は言い出した。これが組織の自己目的化を押し進めた。

信者を増やすのは、寄付金でウハウハするための手段、大量信者の上に統治して快感を得るための手段だった。はたまた群れることで力・発言力を得るための手段。

その手段であった信者の増殖が目的化している。信者の増加が停滞して組織の維持が危ぶまれると、組織の延命が目的となった。これが現在。

発足当初からしょうもない目的だったものみの塔だが、今では組織の延命という自己目的化、無目的といっても差し支えない。

こんな無意味な空虚に人生を賭けるエホバの証人。彼らの目的は何なのか?実はこちらも自己目的化している。この点は明日の記事で。


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