エホバの証人という重症者の仕上げ方、内面化と相対化

エホバの証人の組織の病状、内面化と相対化

『近現代日本とエホバの証人』。結章「日本のエホバの証人における<本部志向>とは」末尾部分。

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エホバの証人の世界本部志向という観点から、日本のエホバの証人の歴史をたどった本書。末尾の末尾部分で、世界本部と信者個人の関係について、内面化、相対化という観点から分析がなされている。

「大きくなってしまった組織の時代」と「「組織」の影響がない時代」の信者の差異

があると著者は書いている。前者にとって

世界本部は自明の存在であり、相対化することの難しい存在

組織という見えにくいあやふやなモノと既に一体化していて、完全に取り込まれている状態。

後者にとって組織は

内面化されておらず、相対化することの可能なもの

だった。

前者の内面化信者にとってはエホバの証人という自称

神権組織は神や聖書と渾然一体であった

後者の相対化信者にとって

神権組織は神や聖書の外側に併存している存在であった

エホバの証人の場合は、相対化信者も何だかんだと理由をつけて、エホバの証人という神権組織を正当化するところに病原がある。無根拠の神権組織など一切の余地なく否定すべき。

ウソがもたらす未来に良いモノがあるわけがない。

そして、既に神権組織という抜群のうさん臭いモノに疑念を抱くことなく一体化した内面化信者が重症者。

エホバの証人の、「真の宗教」判別ルールを決めたのは誰?

エホバの証人という重症者の出来上がり方

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日本からエホバの証人(JW)を「消失」させるには

個人レベルでエホバの証人を「消失」するには

『近現代日本とエホバの証人』。結章「日本のエホバの証人における<本部志向>とは」より。

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エホバの証人の日本支部における世界本部志向。本部志向には支部レベル、信者個人レベルがあると本書では説く。さらに本書では、本部志向の状態を「従順」、「忍従」、「不確定」、「消失」と4象限に分類している。

目指すは「消失」なのだが、かつて「消失」したのが、戦前のものみの塔の前身である灯台社のとき。

大半の信者が世界本部に対する批判的な公開質問状に賛同し、ワッチタワーの運動から排除される形で灯台社の運動は終焉を迎えることとなった。この時期の<本部志向>の状態は、C象限「消失」に分類される状況となった

かつて、エホバの証人の本部志向が「消失」したことがある。その状態を継続させれば良かったのだが、それがならぬまま現在に至る。

灯台社の除名から判明したのは、エホバの証人であり続けるために必要なのはエホバの証人の

世界本部への忠節

であり、それは

信者たちの信仰自認やエホバ神に対する信仰心、そして他者の救済のための生命を賭した信仰実践など

ではない。と本書は指摘。つまり、

エホバの証人に必要とされるのは、どれだけ盲目的に世界本部の不条理に言いなりになれるかということ。敬虔な信仰心、探究心などは必要なく、どれだけ愚かにエホバの証人世界本部という偶像を崇拝できるかということ。

逆に、ちょっと頭を使って、「聖書と私、神と私の間に米国の新興宗教団体が入ってくるのっておかしくない?」「何で布教時間をお前らにいちいち報告せなあかんのや?」と気付ければ、エホバの証人は終了できる。

エホバの証人世界本部に対する妄信を捨て、「統治体ファック」とつぶやけばいい。そこから先は真の生き方、何者にも騙されず操られない生き方ができる。これが個人レベルでのエホバの証人「消失」。

エホバの証人(JW)の存在しない美しい未来は、日本から

支部レベルでのエホバの証人を「消失」するには

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エホバの証人組織の「自己目的化」、妄想・欲望からに始まり延命へ

ものみの塔の自己目的化

エホバの証人、結成の目的とは

エホバの証人の骨太論考集『エビのしっぽ』から。

全体社会主義とエホバの証人(ものみの塔)。著者は、双方の組織間の類似点を以下のように述べている。

「組織の目的の自己目的化」

自己目的化というのは、目的のための手段だったのに、手段そのものが目的化すること。

ものみの塔の目的、それは神の宇宙主権を証しするとか何とか。それでエホバの証人を名乗っている(のだろう)。

これは建前で、本音は別。ご利益が無いと宗教なんてやってらんないっしょ。もしくは心の安寧か。心に清浄さと安らぎが欲しい。これも欲している時点で広義にご利益を求めていると言えないこともない。

ではエホバの証人組織が得られるご利益とはなにか?

エホバの証人創始者のラッセル君は、聖書とかピラミッドを調べていて、

「とんでもないこと思い付いちゃった」

  1. これで救われる
  2. これで人をたくさん集められる

とエホバの証人を結成。

Aは思い込みの激しい痛いパターンで、Bだと人を集めて自己顕示欲を満たしたかったのか、金儲けしたかったのか。

エホバの証人の発足目的が妄想だろうが欲望だろうが、どちらでも大差ない。100年後のオレに心底迷惑がられている。インチキ牧師の「思い付き」は、後世に大きな災いをもたらした

もっと崩せ、エホバの証人の信仰の土台-part2~神に組織は不要、ラッセル君の「思い付き」

ものみの塔の本来の目的とは

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ものみの塔協会が充たす大いなるバビロンの10要素

大いなるバビロン、ものみの塔

大いなるバビロン=ものみの塔

エホバの証人 – STOPOVER(途中下車)で『ものみの塔の終焉』を読んでいる。今日は6章『ものみの塔協会と大いなるバビロン』。これを読んで、私は驚きの事実に気付く。

大いなるバビロンとは、聖書の『黙示録』に艶っぽい娼婦として登場する何らかの象徴のこと。黙示録ではこの大いなるバビロンの滅びが予言されている。そのため、大いなるバビロンに近づいたり、一員となったりしないのが吉。

では、大いなるバビロンとは何なのか?本資料には、黙示録に記されている《大いなるバビロンを見分ける要素》が10点、記述されている。

私はこれを読んで驚いた。さすが聖書、予言が当たろうとしていると。

  1. 政治的な同盟や密約を結ぶ

  2. 政治的に大きな影響力を持つ

  3. 全世界的な組織を形成する

  4. 時代を超えて存在する

  5. 豪奢で物質欲に富む

  6. 流血の罪を負う、聖なる者やキリストの証人たちを迫害する

  7. 心霊術、魔術を行って人々を惑わす

  8. 神の民をその中に含む

  9. 神の裁きにあう、現実には獣で表されている政治勢力によって滅ぼされる

  10. その滅びは永遠の滅びであり、復活することはもはやない

これが大いなるバビロンの10要素。順に読んで、思い至ったのだが、これって

大いなるバビロン=ものみの塔協会

ということ。

ものみの塔は緋色の野獣に股を開く娼婦

ものみの塔が充たす大いなるバビロンの10要素

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エホバの証人に知って欲しい「完全悪」を見破る方法

完全悪を見抜く方法

「唯一」を自称する奴は嘘つき

エホバの証人 – STOPOVER(途中下車)より。『ものみの塔の終焉』の5章『神の組織、サタンの組織』の続き。

昨日の記事で、エホバの証人の危険な組織至上主義の思考モードについて触れた。

本章の続きでは、エホバの証人が神の組織でない理由が懇切丁寧に説かれている。ものみの塔は、自分たちだけが「唯一」の神の組織だと主張している。この根拠が崩されている。

「我々は、唯一の真理の組織です」

「私は、唯一の合格請負人です」

自分だけが「唯一」と言っている奴は、間違いのない嘘つき。近寄らないに越したことはない。

地球上の全員に会って、お前が唯一って確かめたのかと。オリンピックの金メダリストでもこんなことは言わない。

「私は数多くいる金メダリストの一人です」これが正しい。正直な物言い。

「私が唯一の何がしです」って言っている奴に人生フルベットしちゃ、絶対ダメだから。そいつは、嘘つき。世界に自分しか存在しないと思ってんのかね。虚勢でごまかしているだけ。

完全悪を見破る方法

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