エホバの証人に知って欲しい「完全悪」を見破る方法

「唯一」を自称する奴は嘘つき

エホバの証人 – STOPOVER(途中下車)より。『ものみの塔の終焉』の5章『神の組織、サタンの組織』の続き。

昨日の記事で、エホバの証人の危険な組織至上主義の思考モードについて触れた。

本章の続きでは、エホバの証人が神の組織でない理由が懇切丁寧に説かれている。ものみの塔協会は、自分たちだけが「唯一」の神の組織だと主張している。この根拠が崩されている。

「我々は唯一の真理の組織です」

「私が唯一の合格請負人です」

自分だけが「唯一」と言っている奴は、間違いのない嘘つき。近寄らないに越したことはない。

地球上の全員に会って、お前が唯一って確かめたのかと。オリンピックの金メダリストでもこんなことは言わない。

「私は数多くいる金メダリストの一人です」これが正しい。正直な物言い。

「私が唯一の何がしです」って言っている奴に人生フルベットしちゃ、絶対ダメだから。そいつは、嘘つきか非常識なだけ。世界に自分しか存在しないと思ってんのかね。自信の無さを虚勢でごまかしているだけ。

完全悪を見破る方法

『ものみの塔の終焉』では、論理的にものみの塔教会が神の唯一の組織でないことを証明している。

ものみの塔の主張は以下

  • 神は秩序の神、よって用いる組織は一つだけ
  • 聖書史を顧みて、常に神が用いる組織は一つだけ

この論理を本章で崩している。

ノアの箱舟(方舟)で救われたのは、ノア一家だけ。神が自分の民と認めたのは、モーセ率いるイスラエル人だけ。1世紀に油注いだのはエルサレムのクリスチャン会衆だけ。

ほーら、神の組織は常にオンリーワン。というのがものみの塔協会の主張。

他にもどんどん聖書から出てくるだろうが、これだけ並べられると「なるほど」と思いかねないのだが、そんなことはない。聖書に書かれているのは歴史の転換点。書かれていない時期にオンリーワンだったのかというとそうでもない。

大和朝廷があり、律令国家があり、幕府があり、明治政府、現代でも日本政府がある。日本は常に一つだった。嘘つけって。戦国時代は群雄割拠してたし、南北朝時代なんて天皇が二人いた。

本資料では、聖書の中に二つの神の組織があった例を解りやすく上げている。

イスラエルの王、ダビデとサウルの話。

サウルは、当初良い王様だったので、神に用いられていた。ところが調子こいて悪事に走る。それに対抗して野に下り、反旗を翻したのがダビデ。この場合、どっちが神の組織?

反乱ダビデ軍に軍配が上がったので、ダビデが神の組織っぽいのだが、聖書中で聖人君子として扱われるヨナタンはサウルの息子で、サウル陣営の一員。神の組織でない、悪魔サタンの組織の方に善キャラがいるというのは、おかしな話。

イスラエルの王権は神から与えられた体になっているのに、サウルは暴走。何たる無秩序。神はこれで、全知全能の「秩序の神」なの?

本資料では現実を見据えて、以下のように示している。

「この世には神の組織とサタンの組織しかない。神の組織はただ一つ、あとは皆サタン」というものみの塔協会の教義は、現実とは遠く掛け離れた、あまりにも単純で短絡的、一義的、御都合主義的な教義と言わざるをえない

全ての人間や組織に、「良いところ、悪いところ」がある。戦争おっぱじめたロシア人、全員悪なの?という話。ところが、

一つだけ、完全悪を見抜く手段がある。それは簡単。

「私が唯一の」と言っている奴。「私以外は悪です」と言っている奴。こんなウソつきの自分以外の周囲全否定野郎は、「悪」確定。正邪を短絡に決めたいと主張している上に、他を一切認めないと自分で宣言している。

ならば、周囲から認められず、短絡的に正邪を決められて当然。

「私が唯一の」と言っている奴。これは間違いの無い完全悪。こんな組織どこかにあったよね。


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