一人遊びしかできないエホバの証人(JW)2世の子供

エホバの証人2世、たった1人で無心に遊ぶのは自分を保つため

私は両親に宗教を強要された生まれながらのエホバの証人の2世信者だった。一般的な子供とはかけ離れた生活を余儀なくされた。

幼い頃の私は、時おり無心に遊ぶことで自分自身を保つ。ハメをはずすことは許されないが、エホバの証人に許される遊びをひたすら無心に行う。そのようにして自分の子供としての欲求を発散していた。

友達といつまでも遊ぶということは出来ない。常にエホバの証人の集会や布教活動の時間に追われているから。またエホバの証人信者でない友達と遊べば、必ずエホバの証人に禁止されている遊びが混じってくる。

ものみの塔の不可解な教義には禁止事項が尋常でなく多い。

幼いながらに、私は他の家の普通の子供とは違うのだと実感していた。一般人の友達と遊ぶには阻害要因がエホバの証人2世の子供には多すぎた。そもそも、信者の親が学校の友達と遊ぶことについていい顔をしない。こうして、

エホバの証人の2世信者だった私は、たった1人で遊ぶことで、ようやく正気を保っていた

元エホバの証人2世の真夏の記憶

エホバの証人の子供たちを縛る数々の教義

エホバの証人の子供は、ちょっとでも攻撃性や悪魔性のあるゲームは禁止されている。結果、テトリスのような純粋なパズルゲームくらいしか出来ない。

パズルゲームでもステージの合間に敵を倒していくようなおまけ的なシーンがあるだけで、エホバの証人の親は言いがかりを付けてくる。

「(エホバの証人にとって)ふさわしくない」と。この「ふさわしくない」でバッサリ斬られると何もかも禁止される。

そもそも、ほとんどのエホバの証人の親は子供にゲームなど買い与えない。わが家も当然なし。テレビすら置かないこともあった。

エホバの証人は霊魂や幽霊の存在を否定しているので、当時流行っていた「キョンシー」の真似をして跳ねることも許されなかった。

悪魔サタンとか神エホバとかは存在するのに、お化けやら幽霊は絶対に存在しないというのがものみの塔協会の主張。お化けや幽霊というのは悪魔サタンの誘惑の手口という設定。

悪魔の存在を認める時点で、お化けやら幽霊やらも存在してもおかしくないのに、その存在はエホバの証人は絶対否定。意味不明。

また、戦闘的なことの一切を否定しているので、モデルガンでの撃ち合いやおもちゃの刀を振り回すなんてことはもってのほか。

不思議だったのは、聖書に出てくるヨシュアやソロモンのような英雄たちは武装し敵と戦っていた。それが現代人のエホバの証人にはなぜか許されない。

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