エホバの証人の「輸血しない方が良い3つの理由」が成り立たないワケ

エホバの証人の主張「輸血しない方が良い3つの理由」は不成立

エホバの証人やその同調者と輸血拒否の議論になると、上げてくる3つの「輸血しない方が良い理由」

  1. 「輸血は安全ではない」

  2. 「輸血しない方が予後がいい」

  3. 「輸血しない方が医療行為が軽く、医療資源を無駄にしない」

前提として、これは論点のすり替えであり、本来、エホバの証人たちは単純に教義上の理由で輸血しない。しかも、その教義がいい加減というのは昨日の記事で触れた。

今日は、この3つの理由が成立しない理由。

輸血が安全でないとしても、まず目前の危険を避けよ

輸血は安全でない」というエホバの証人寄りの輸血拒否肯定の意見。血液製剤による薬害の事件などが持ち出される。これはエホバの証人お得意の議論のすり替え。

目前の大量出血により生きるか死ぬかという事態の方が、どれだけ危険か。目の前の危機を見て見ぬふりして、その後の危険度を論じている。

「直下型地震の危険があります。飛行機で避難してください」と言われて、

「飛行機は危険なので」と断っているようなもの。

予後のことより今のこと

輸血しないほうが予後がいい」も同じく視点・論点のすり替え。それは、

ひとまず生き残ってからの話。予後が良いのは結果論。その前に死んだら何の意味もない。まずは命の危機を乗り切ってくれ。

飛行機が不時着。「荷物を持たないで逃げてね」と指示される。しかし、

「避難後に着替えがないと困るので」と、荷物を持って逃げようとしている迷惑野郎と同じ。まず、目の前の危険を避けよう。

そりゃ、生き残ったら予後が良いかも知れない。でもその前に死んだら何の意味もない。

「資源の無駄遣いが~」と言う時間が、無駄

輸血しない方が医療行為が軽く、医療資源を無駄にしない」これも「すり替え」。

医者が輸血が必要って言っているのに、それを拒否して云々かんぬん。代替療法を模索させたり、無輸血対応している病院を探させたり。その間、緊急延命対応で病院側は付きっきり。無輸血病院への転院のときに救急車走らせるんだろ。

その時間とその対応が医療資源のムダ遣い。大人しく言われるままにしておくのが一番の医療資源の節約。

「家庭ゴミを99%削減できる、ゴミ処理機があります。生ごみ・燃えないゴミを99%圧縮・乾燥させるので、ゴミ捨ては半年に1回~年に1回くらいで良いです。この素晴らしい家庭用ゴミ処理機買いませんか?」

「買います!お幾ら?」

「今から開発しますので、8,000万円です。お宅以外に使いたい人がいないので、開発費がかさみます。あと相当危険な開発になるので、命の危険も覚悟して下さい」

ゴミ捨ての手間減らすのに、家庭の経済資源を余計に多く使うはめになる。しかも、命がけ。ポリシーにすぎない絶対的無輸血治療したい人なんて、エホバの証人以外にいないから、他に流用もできない。無駄な開発。

「無輸血治療が医療資源の節約になる」という主張もこれと同じ。

回り道して、回り道して、やっとのことで「節約手段」に辿り着いた。しかし、その段階で既に多額の無駄遣いのあと。しかも、途中で間に合わず死んじゃいましただと、無駄遣いも甚だしい。そして、別に流用できるわけでもなく、何の役にも立たない。


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