エホバの証人の異邦人の時とは
エホバの証人 – STOPOVER(途中下車)の『ものみの塔の終焉』。7章『1914年にキリストは臨在していない』の後半部分。
エホバの証人の重要教義である「1914年にキリストが再臨、天で即位、同時に終わりの時が始まった」。これがものみの塔協会の権威の依り代。
この教理じたいが論理ハイジャンプのこじつけ。過去の記事で述べた。
本資料では、「異邦人の時」の矛盾についてさらに指摘されている。
ものみの塔の設定では、「異邦人の時」が終了すれば「終わりの時」が始まる(これがそもそものこじつけなのだが・・・)。
「終わりの時」が始まれば、自身の予言するハルマゲドン(終わり)が近い。だから信者になってねということ。つまり、今が「終わりの時」でないとものみの塔は困っちゃう。
「異邦人の時」が終わり「終わりの時」が始まったのが1914年というのが、ものみの塔の主張。
異邦人の時が終わっていない理由
「異邦人の時」というのは、聖都エルサレムが異邦人によって踏みにじられていた期間。実際にはバビロン捕囚の始まったBC587年。エルサレム陥落、これ以降ユダヤ人はバビロニアの捕虜となった。
この「異邦人の時」を現代にこじつけるために、聖都エルサレムは象徴的な意味だとされている。そして、1914年にキリストが天で即位、異邦人の時が終了と。だから1914年が「終わりの時」が始まり。これがものみの塔論理。
ここでおかしな点が出てくる。
「異邦人の時」を天で終了させて、それで終わりにしてしまったこと
そもそも「異邦人の時」とは「地上」を異邦諸国民が自由に支配する期間のことであって、「天」を踏みにじる期間のことではない。地上の人間は天を支配することなどできないわけだから、これは当然のこと
確かに。1914年にキリストが玉座に就くのは良い。勝手にしてくれ。見えないことなので。ところが、それまで、天の玉座は異邦人の支配下にあったんすか?1914年に
もし本当に「異邦人の時」が終わったのであれば、「地上」で神の王国の支配が始まるはずである。
いやー、地上に神の王国なんて見当たりませんな。逆に、そんなモノ要りませんよ。
1914年に「異邦人の時」が終了したとするのは百パーセント成立しない教義だといえる
ということは、今は「終わりの時」ではない。ものみの塔は間違っちゃってますね。間違っている団体に付いていって、一度きりの全人生をかけてエホバの証人を続けるのはあまりも危険ですよ。
しかも、ものみの塔は間違えを認めず、都度ごまかしごまかしで、エホバの証人をたぶらかすテクニックが磨き上げられてますから。
現役エホバの証人のかたがた、騙されてるんじゃないですか?
“エホバの証人の異邦人の時、決して終わっちゃいない” への2件の返信