ものみの塔が、エホバの証人家族に仕掛ける時限爆弾

JW家庭の時限爆弾

人格に欠陥のあるエホバの証人が、親になると

エホバの証人2世、親の1世信者に宗教を押し付けられた子どものこと。エホバの証人2世が、正常な感覚を損なわないまま一定の年齢になると、エホバの証人の親やものみの塔の束縛から逃れようとする。

エホバの証人的には「道を誤った」とみなされるのだが、その道が正解。エホバの証人を続けるのは地獄への一本道。

しかし、エホバの証人をやめた元2世信者が、信者の親と良好な関係を保ち続けるのは難しい。

エホバの証人の親にしてみれば、子の脱会は、自らが完璧に育てた、まるでロボットのような「作品」が決定的に損なわれることを示す。教団内の仲間に対して、非常に不甲斐ない気持ちを味わう。

エホバの証人1世の親は、自らカルトに足を踏み入れざるを得なかった人物。人格に何らかの欠陥がある。子どもっぽく理想主義・完璧主義であったり、依存性が高く精神的に不安定であったり。

そんな未熟な親でも子育てをしながら成長していけば良いのだが、エホバの証人というカルトに逃げ込むとそれは不可能。自ら道を模索したり、もがいたりすることを止てしまうから。ものみの塔の言いなりになる、楽な道を行くことになるから。

その結果、

子どもを一人の独立した人間として見ることなく、モノや自分の所有物のようにみなす。ものみの塔という枠にハメてしまう。エホバの証人の親は子どもに対して、過保護で過剰な抑圧・支配を行う。親子共に依存しあい、親離れ、子離れができなくなる。

独立しても止まないエホバの証人2世への親の束縛

エホバの証人2世の2つのタイプ

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人生の浪費、必要の大きな所のエホバの証人2世(JW2世)

ド田舎に派遣されるエホバの証人2世

必要の大きな所という田舎へ移り住んでいくエホバの証人2世

エホバの証人とは通称JW、キリスト教系の新興宗教。米国由来でものみの塔聖書冊子協会が運営母体となっている。終末思想を唱えていて、終末までの期間に救われる信者を増やすために、熱心に布教活動をすることで知られている。

この終末、エホバの証人はハルマゲドンと言うのだが、1914年以降、ハルマゲドンは間近に迫っているというのがものみの塔の主張だった。ところが皆さんご存知の通り、終末など来ていない。

エホバの証人は子供にも信仰を押し付ける。親がエホバの証人であれば、当然のように子供はエホバの証人にされる。私もこのパターンでエホバの証人の子供たちはエホバの証人2世信者と呼ばれている。親は1世信者となる。

私は、我が強いタイプの子供だったので、14才のときに親と決別。エホバの証人をやめた。自己主張の出来ないタイプの子供や、信者の親を思いやるばかりにエホバの証人から足を洗えない2世信者も多い。

そういったエホバの証人2世は、大人になるまでエホバの証人を続け、布教活動を行い続けることで、被害者を増殖させていく。

私が田舎に住んでいた子供の頃、1990年代の終わり頃まで、独身の若いエホバの証人2世たちが都会から移り住んで来ていた。

世界中もれなく布教活動を行うため。人口の多い都会ほどエホバの証人が多く、ものみの塔に汚染されている。さらなる信者拡大を目指して若い信者が田舎へ派遣されてきた。

地方の田舎はエホバの証人にとって「必要の大きな所」であると言われて、若い2世信者たちは単身、移り住んでいく。彼らは家族や友人と離れ、苦労して手に入れた仕事や住み慣れた土地を捨て、自らの信仰のために暮らしにくい田舎へ引っ越して来る。

20代前半の若さで、コンビニすらない田舎に住みたいと思う感覚はありえない。少なくとも私には。モノがあふれた都会の方が良い。これは個人の感覚の差なのだろうが、

エホバの証人2世たちは自分の意志で着任先を選ぶのではなく、組織や親の指示で居住先を選択している。自由意志を奪い取るエホバの証人組織。まさにカルト。

エホバの証人の本質に関する質問、カルトの定義とは

ものみの塔協会の与える罰ゲーム

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過酷な環境を喜びと捉えるエホバの証人のマゾヒズム

エホバの証人の被虐嗜好

最大限に悪目立ちするエホバの証人の子供

私は、生まれながらにエホバの証人の2世信者だった。エホバの証人とは自称キリスト教系の新興宗教で、2世信者とは親の信仰を強制された子供のこと。

エホバの証人の世界本部は米国にあり、ものみの塔聖書冊子協会という名称でも知られている。この宗教団体は終末思想を抱き、終末の日にエホバの証人以外の全人類が死に絶えると主張している。終末前に信者を増やすために、熱心な布教活動を行うことでよく知られていた。

家に小ぎれいな格好をしてやってきて、「聖書の勉強をしませんか」とか、駅前に立って「あなたの家族の問題を解決する」という看板を立てている例の人々。

皮肉なことに、エホバの証人は大概が家族の問題を抱えているし、真剣に勉強しているのは聖書ではなく、ものみの塔発行のマインドコントロール用の書籍群。

1980年代後半。私は小学校4年生になるときに引っ越して転校生になった。両親の田舎に引っ込むような形での引っ越し。

転校先ではゼロからエホバの証人の子供であることを先生に話さなければならない。これは信仰の”証言”と呼ばれ、エホバの証人の子供に強制される試練のひとつ。

当時の田舎社会には、信仰の自由などというものに理解は無かった。現在でもさほど変わっていなさそうだが。

引っ越して来たのだから、地元のお祭りや行事に参加するのは当然という空気。しかし、エホバの証人は異教のものであるとして、地域の古来の祭礼や行事の全てに参加しない。

人口密度の低い田舎で、これほどの変わり者というのはとても目立つ。すぐに有名人一家になってしまった。学校でも変わり者という扱いを受ける。思春期に差し掛かりつつあった私にとって、この変態扱いは致命的な屈辱だった

元JW2世、節分の屈辱の記憶

禁止事項の多いエホバの証人2世の学校生活は苦難の連続~エホバの証人のできないことまとめ

エホバの証人の必要の大きな所という過酷な環境

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ものみの塔聖書冊子協会を破滅に導くことが私の使命

ものみの塔をぶっ壊すことが私の使命

3度の奇跡的生還と生かされるということ

私は生まれながらのエホバの証人2世で14才のときに自分の意志でエホバの証人を脱会。20才を過ぎて、ようやくものみの塔の洗脳が解けた。その後は自堕落な生活を送り続けた。

そして3度も交通事故を起こす。すべて自動車が全損する大事故。しかし、私は3度の交通事故から奇跡的に生き残った。これには何らかの意味があると私は思っている。それぞれの時に私はまだ死ぬべきでは無かったということ。

3回とも車自体は大破したものの、私自身は無傷。何らかの力に生かされていると感じた。

こんなスピリチュアルな考え方をするのが、ものごとを信じ込みやすいエホバの証人チックな性格だとも言える。ただ、私の父親にも同じような経験がある。

父は私に続いてエホバの証人をやめた。そして未だエホバの証人だった母との関係がこじれて、私の家族は崩壊。

一家離散した後、父は国内を放浪していた。その放浪中に何度か一文無しになって、もう死ぬしかないという状態に陥る。そして最後のなけなしの金でパチンコ屋へ入る。すると必ずフィーバーし、命を救われたのだという。

父の死期もその時では無かったということ。それぞれ生き残ったことによって、遂に父と私は数年ぶりに再会。

人間には死期がある。それまでにやるべきことやり、成すべきことを成す。

エホバの証人2世だった経験を伝えることが私の使命

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エホバの証人2世がエホバから完全に自由になることの困難さ

JW2世の人生の模索

元エホバの証人2世の無意識下に残るエホバの証人的思考

私は生まれながらのエホバの証人の2世信者だった。両親はともにものみの塔協会の完全マインドコントロール下にあり、私は当然のようにものみの塔の戒律で縛られ、幼い頃からものみの塔の洗脳教育を受けた。

20才を過ぎた頃、ものみの塔の不義・欺瞞・偽善的体質を知り、一気に洗脳状態が瓦解。ものみの塔が存在を主張する神エホバはいないし、彼らの預言であるハルマゲドンも起こらないと気付く。

エホバの証人のハルマゲドンと永遠の命という悪い冗談

エホバの証人は良いことは神エホバのおかげ、悪いことは全て敵である悪魔サタンの仕業と切り捨てる。サタンが翻意する可能性など考えない。そんなストーリーはエホバの証人の世界にはない。

ものみの塔の出版物は全て正しくて、それ以外の書物は毒であるというひどく独善的な考え方をする。エホバの証人的思考。

ものみの塔の洗脳から解放されても、私は未だにエホバの証人的なものの考え方から自由になれなかった。こうあるべき、かくあるべきというエホバの証人の決めつけ型思考を捨て去ることが出来なかった。

ものみの塔の洗脳が解けたあと、私は「エホバの証人をやめたのだから、反ものみの塔的生き方をしなければならない」と思い込んでいた。これが無意識下に残るエホバの証人的思考の影響。

こうして、私の20代は「いかにエホバの証人らしくなく生きるか」という点に注力された。逆説的な意味になるが、結局、私は一切ものみの塔から自由になっていなかった。

簡単には逃れられないエホバという架空の呪縛

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ものみの塔協会による洗脳状態を解くためにすべきこと

エホバの証人の救い、インターネット

私はほぼ生まれながらのエホバの証人の2世信者で、20年以上ものみの塔協会の深い洗脳下にあった。

20才を過ぎたときにインターネットでエホバの証人に関する情報を見て、感じていた疑念が一気に解決した。かすかに感じていたものみの塔組織やエホバの証人に対する違和感の正体。

ものみの塔協会は、信者に献身や戒律の遵守と言った全き専心を要求するが、自らの誤りや不都合な点を隠蔽する私はこれをインターネットで知る。自省のない宗教団体にあるまじき性質。

ものみの塔は嘘をついている。ハルマゲドンは起こらないし、エホバの証人は真理を知らない。エホバの証人が行っている活動は無意味で不毛。

エホバの証人であるがゆえに家族との関係がこじれているのなら、すぐにエホバの証人を辞めて謝罪し、家族関係を修復すべき。「目が覚めた」と謝罪すべき。

ハルマゲドンは来ない

ものみの塔の不義

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ものみの塔協会のエホバの証人に対するマインドコントロール手法

都合の悪い情報をシャットアウトさせるものみの塔協会

ものみの塔協会は信者のエホバの証人に対して情報統制を敷いている。自身に対して批判的な情報や、他の宗教に関する知識を取り入れることを禁じるのがその手段。

こういった情報は「この世」のものと言われ、悪魔サタンの誘惑の手段であり、絶対に触れてはいけないとされている。

情報を制限した状態は、ものみの塔にとって信者のマインドコントロールを保つために都合が良いサタンは「この世」ではなく、ものみの塔の方。エホバの証人をマインドコントロール下に置くために、情報統制を敷いている狡猾な蛇。

私がエホバの証人の子供だった頃は、インターネットなど無くて、ものみの塔から発信される情報以外は全く入ってこなかった。1980年代~1990年代初頭のこと。当時のエホバの証人は純粋培養のマインドコントロール状態にあった。

また、ものみの塔はエホバの証人の行動や信仰を否定する者は全てサタンの手先であると教えている。そのため、信者たちはそういった反対者を恐れ毛嫌いし、耳を傾けようともしない。

このようにエホバの証人は、外部からの新鮮な情報を遮断され、助け出そうとする人たちを避ける。これがエホバの証人のマインドコントロールを維持するシステム。

ものみの塔は反対者の出現に対して先手を打っている

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エホバという傷を癒すため、ものみの塔思考をやめる

人生フルベットを要求するカルト

私の両親がエホバの証人というカルトに騙されてしまったのは、ものごとを信じやすい性格と依存体質が影響していた。民間療法や迷信めいたものを信じやすく、言われるがままに疑わない性格。そして、一旦のめりこむと極限まで突き進む一途な真面目さ。

この隙を突かれ、両親はものみの塔というカルトに何もかもを奪われた。ものみの塔協会は、組織外部の言葉には一切耳を貸すなと指導する。それはエホバという神に敵対するサタンの攻撃、誘惑だからと。

私の両親は馬鹿正直にこの言葉にも従ってしまう。一旦、エホバの証人と他のカルトや一般的な宗教とを比較するべきだった。それを怠ったがために深いマインドコントロール状態に陥り、人生の大半を失い、一家も崩壊した。

輸血拒否、熱心な布教活動など、エホバの証人は傍から見ればカルトそのもの。一般的な寺社仏閣に依る限り、一定額以上に自分の時間や金を巻き上げられることもない。逆にエホバの証人は全力投球、人生の全力投資、ものみの塔へのフルベットを要求してくる。

祈祷一回いくら、お祓い代何円と決まっているのは守銭奴でも何でもない。上限があるのは健全。全財産を巻き上げられることがないから。

危険なものみの塔的思考方法

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ものみの塔協会に多額の犠牲を払い続けている私の両親

人生を損ねる

元エホバの証人の両親が受けたものみの塔による被害

エホバの証人2世として育てられたことで、私の幼年期・少年期・若年期は悲惨だった。しかし、私の両親はそれ以上にものみの塔に多大な犠牲を支払うことになった。それがものみの塔協会に献身した人間の末路。

この危機のただ中にいる人には、ぜひこの話を読んで自戒として頂きたい。私の両親は、

人生における最も生産的・活動的に生きられる20代から40代までの全ての時間をものみの塔に捧げてしまった。さらに、経済力や社会的地位をエホバの証人という宗教団体により搾取される。そして最後に待っていたのは一家離散という悲劇。

ものみの塔は、世俗の仕事に没頭することを推奨せずパートタイムの仕事を選ぶように指導している。その上、定期的な寄付が求められる。

ものみの塔の妄言の言いなりになった両親は、エホバの証人として20代~40代をフルに過ごした結果、経済的にも社会的にも困窮。家族は崩壊し、一人息子の私に対する罪悪感からか頭が上がらず老後孤独破産まっしぐら。

ものみの塔の洗脳が解けたあと、元エホバの証人に残る後遺症

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エホバという幻想を根底から覆す、ものみの塔を清算する

光の方へ進む

強く否定することで逆にエホバに縛られる

私の20代は、非エホバ的な生き方をしなければならないという強迫観念にとらわれ無法、無頼として過ごすことになった。この生活態度に伴い、私は多大な犠牲を支払うことになる。

幼い頃からエホバの証人二世の子供として育てられたことへの反動。反発。

エホバの証人を嫌い、表面的な穏やかさや親切、愛、喜びなど美徳とも言える特質をも私は否定していた。喫煙、過度の飲酒、ギャンブル、上位の権威や目上の人々に対する反発、そういった反ものみの塔的な思想や行動を追い求めた。

それは本来の私の望みや考えではなく、単純にエホバの証人2世だったという過去を否定することから派生したもの。

エホバの証人的生き方をしないでおこうと思えば思うほど、ものみの塔の教義やエホバの証人の生き方に注目して、逆をいかなければいけない。私の20代は、反発するほど逆にエホバに縛られるという状況に陥っていた。

私の幼少期はものみの塔によって無残に汚され、家族は崩壊した。さらに、私の20代はものみの塔の洗脳下にあり、取り返しのつかない時間を奪われてしまった。

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