ネット情報オンパレードの悪書、一番危険なのは・・・

ネット情報大活躍

悪書『血液の闇』第9章。昨日の記事の続き。

水分と、ミネラル補給で血球細胞はどんどん増える。「カントンの犬」実験がある。1987年、フランスの生理学者が犬の血液を、薄めた海水と入れ替えたら、ピンピン元気になった

まず、自分の体の血液を海水と入れ替えてみようか。

輸血同意書にサインを求められるが、最近は「輸血は危険」といわれている。「輸血で助かった」というのは、じつは「水分と電解質補給で助かった」という。だから「輸血は無意味」との情報がネットでも出回っている

ネットで!!そりゃ大変ですねー。

日本赤十字社の広報は、著者の電話取材に対し

輸血には感染症や、人の血液を体に入れるという副作用もございます。できるならやらないほうがよい
検査して分かっていれば当然使用しない。危険とわかるものを輸血に使用することは現実にはない
輸血は使う必要があるので使っている。不要であったら使わない。それが大前提

と答えている。これに対して著者は

日本赤十字社本体の姿は悪魔的だ。
日赤は、「献血、輸血こそが人々を救っている」と、大衆を騙して、医療産業に暴利をもたらす“医療奴隷”を作り続けてきた

普通の会話ができないのかな?日本赤十字社は、輸血は副作用を伴う危険があるから、必要最低限で行なう、と回答しているのだが。

第10章「国際赤十字の闇、日赤利権の闇」

赤十字社の手口はそれだけではない。たとえばみなさんにもおなじみの「赤い羽根募金」がある。日赤や、その下部に位置する利権団体は、自分たちの資金集めのために寄付を募っているようなものだ

「赤い羽根募金」と「赤十字社」は関係ない。無知をさらしている。信用ならないだろ。こんな本。

東日本大震災のときも日赤をめぐって寄付の使い方についての批判がネット上を駆け巡った

またネット情報。

“血族”や貴族と呼ばれる人々は、人間、中でも赤子や女性を生贄として、その血を飲むとされてきた
そのような“彼ら”の文化を具体的な医療方法として体現したのが輸血

意味不明なトンデモ話だが、

ここで言う貴族に該当しそうなロックフェラー一族は輸血しないって、もう片方の著者が9章で書いてたけどな・・・

第9章、ロックフェラー一族を人類という“家畜”の飼主とし

飼主たちは、輸血を受けることもないだろう

8章でも、もう一人の著者が

チャールズ皇太子をはじめ、英国王室の専従医はホメオパスという。あのロックフェラー一族も製薬業で巨万の富を得ながら、現代医学も薬物療法もまったく信用していない。主治医は、すべてホメオパスというから呆れる。王族も巨大資本化もホメオパシー医療に依存している

怪しげなホメオパシーというのは、血液を飲むことではないと思われるので、微妙に矛盾している。

著者が2人いるからなのかも知れないが、血を扱った本の中で、血を飲む飲まないの矛盾はわりと大きい。まあ、貴族が血を飲むなんて話が、当初から信用ならないのだが。

エホバの証人に洗脳された著者による、悪書を読む。

闇はいったいどっちか・・・

最後なので、まとめると

陰謀論みたいのに取りつかれていたか、激しい妄想癖のあった人たちが、エホバの証人に洗脳されて書いた、何とも残念な本。

この世界のシステムや構造さえ理解できれば、血液の闇や医学の闇についても見通せることになる

何でも知っている、分かっているつもりからの決めつけ。こんな本は一切信用ならないのだが、こんなのを信用して、

「輸血は危険なんですー」を連呼して、輸血拒否で死んでしまうのが、エホバの証人。危険なのは、何が何でも輸血拒否という姿勢なんだよ。

実は、こんな本の著者でも絶対的輸血拒否者ではない。

エホバの証人は、自分にとって都合のいいことしか頭に入ってこないから、こんな本を読むと、さらに盲信を強めることになる。


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください