正論で死んだら無意味、エホバの証人の輸血拒否という愚かな選択。

エホバの証人の川崎事件の真相

エホバの証人の輸血拒否を、うっかり擁護してしまう人の脳構造を知れるかと思い読んでいる『血液の闇』。時間の無駄なので読み進めるのに苦労した一冊。

ところどころに、エホバの証人サイトからの引用がある時点で、この本の信頼性は推して知るべし。

第2章「エホバの証人”輸血拒否”事件の真相」。エホバの証人の輸血拒否事件、通称川崎事件について。

監察医の鑑定で

「輸血されたとしても、必ずしも生命が助かったとはいえない」

と。そりゃそうだろ。絶対助かるなんてことは、どんな状況でも言えない。

エホバの証人の親が、ベストを尽くして命を救おうとしなかったどころか、その時点でのベストな医療行為を徹底的に妨害したのが川崎事件。

「無輸血でも手術して助けられるのだから、早く手術してほしい」と、両親やエホバの証人の信者から説得されていたのは、むしろ医者のほうだった

バカですか?無輸血手術の知識も準備も、むしろ無輸血治療の方針も意思もないところで、道楽的な輸血拒否希望をギャーギャー言ったところで、できるわけがない。

フグをさばける調理師免許持ってない板前に、「フグ旨いんだ。さばいてくれ」っ言っても、フグ料理が出てこないのと一緒。

『説得 エホバの証人と輸血拒否事件』~偶然サバイバルした者の務め

エホバの証人の愚かな選択

猛暑の砂漠で水がなくなり、脱水症状を呈して死にそうな人がいるときに、砂糖と甘味料たっぷりのコーラの自動販売機があったとする。だれがどう考えても、そのときは間違いなくそれを飲んだほうが脱水は補正されて命は助かりやすい。ここでコーラは体に悪いからやめておくべきなどという人はいない

それを「やめてくれ」というのが、エホバの証人。

「輸血は非常に質の悪いコーラ」というのが、本書の著者の主張。五万歩くらい譲って、輸血やコーラに害があっても、砂漠でコーラしか飲めなけりゃコーラを飲む。輸血もする。

正論で死んだら無意味。

しかし、エホバの証人は目の間にコーラの自販機しかなくても、コーラを飲まずに渇して死ぬ、という愚かな選択をする。

第4章「輸血がガンを作っていた」

あなたや家族がガン治療で手術を受けるとする。
そのとき、輸血は断固拒否しなければならない。ガン三大療法、「抗ガン剤」「放射線」「手術」はいずれも患者の免疫力を殺ぎ、ガンを増殖させる。三大療法の正体は、“発ガン療法”なのだ。しかし、そこにもう一つ「輸血」を加えなければならない

で、他にどんなガンの治療法があるの?現実的な話しようよ。


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