エホバの証人日本支部が世話している国の活動の停滞
エホバの証人の週日の集会(2024/2/12-2/18)。「2023奉仕年度の報告に関する支部からの発表」。エホバの証人日本支部から、「日本支部が世話している他の国々」の報告。
- バングラデシュの伝道者は17年に渡って毎年増加、2023年度は338人の伝道者
- カンボジアの聖書研究の数は39%増加し1,314件
- モンゴルでは2023/4に全伝道者の67%にあたる279人が何らかの開拓奉仕に携わった
- ネパールの記念式の出席者数は8,064人で全伝道者の約3倍
1.のバングラデシュは、昨日の記事で惨状を指摘。
今日は、「2.カンボジアの聖書研究の数は39%増加し1,314件」(2023年度)。
2016年比だと、48%減少ですけどね。
前年に比べて多少増えていようが、7年前の半分に減っている。喜ばしいことで。
「3.モンゴルでは2023/4に全伝道者の67%にあたる279人が何らかの開拓奉仕に携わった」
4月のキャンペーンの成果ですか?補助開拓者の布教時間ノルマを15時間にして、肩書きだけ与えるやつ。
というか、微妙な数値の表現。67%が多いのか少ないのか意味不明。なんでこんな回りくどい発表をするのか?その理由は以下のグラフを見れば明らか。
聖書レッスンことものみの塔研究、開拓者数、伝道者数は近年すべて減少。
右肩上がりなのは、伝道者1人当たりの人口の割合。2017年の6,176人から2023年の8,431人へ増加。日本で言うと1973年(6,669人)から1972年(8,177人)の水準に逆戻り。
つまり、エホバの証人日本支部がお世話しているモンゴルでは、エホバの証人活動が全くうまくいっていない。
伝道者1人当たりの記念式出席者数
最後、「4.ネパールの記念式の出席者数は8,064人で全伝道者の約3倍」。
また、微妙な数値表現。記念式の出席者数は8,064人に対して平均伝道者数2,787人なので、2.89倍、約3倍。
記念式というのは、年に一度のエホバの証人のイベントで、この記念式の招待に絡めてキャンペーンを行い、肩書きだけの補助開拓者を増やす。当然、伝道者は、1人でも多くの人を記念式に連行しようと、躍起になる。
全伝道者の約3倍が記念式に出席したネパール。1人の伝道者が記念式に約2人を連行するとこの数値になる。これが果たして多いのか、少ないのか。これを発表に含めないと、「3倍だからどうした?5となる。せめて日本の数を言わないと、比較しようがない。
それとも、日本の伝道者たちは理解しているのだろうか?記念式に自分以外を何人連行できているのか。
とりあえず、計算してみた。
2023年度、日本の記念式の出席者数は296,139人。伝道者数の平均は214,144人
29万人÷21万人=1.38人。特殊出生率みたいな数字になってきたけど、
日本の伝道者一人あたりの記念式の出席者数は1.38人。一人が0.38人しか連行できていない。というか、伝道者で参加すらしていない人も多いのだろうか。もう惨劇のレベル。
日本の惨状が明らかになったところで、ネパールの2.89人は多いのか、少ないのか?世界中の数値と比較。
ネパールの2.89人は国ランキングで行くと上位25%以下~50%以上の間。平均的なところ。
それより、3で出してきた日本支部が世話しているモンゴルの方が高い。上位25%に入っている。この数値を出すならモンゴルのほうが良いわけで・・・。
あんまり、頭の良くない人が適当に作っている数値発表なんだろうな・・・という気がする。
やはり、日本の伝道者一人当たり記念式連行率1.38人は尋常でなく低い。下位25%に入るので劣等生も劣等生。というか下から4番目なので、超絶お荷物。
ちなみに日本を含めた下位ランキングは次の通り。
もともと人口規模の少ない地域を除くと、伝道者一人当たりが記念式に連行する人数が少ないのは、韓国と日本、北欧。
この辺り、何か共通性があるのかしら?そもそも、伝道者その人が記念式に行かない地域性とかあるのだろうか?もうエホバの証人が落日となっている地域なのだろうか?