エホバの証人の世界的停滞、四半世紀前1997年水準に・・・

エホバの証人の補助開拓者、肩書きだけの頭数が増えただけ

エホバの証人の週日の集会(2024/2/12-2/18)。2023年「奉仕年度の報告に関する支部からの発表」が読まれる。布教活動に関する数値をよく見せたい大本営発表。

世界的活動について、以下の発表。

  1. 正規開拓者と特別開拓者の毎月の平均は5.5%増加し、157万906人
  2. 補助開拓者の毎月の平均は93.7%増加し、73万8457人
  3. 聖書研究は28.5%増加し、毎月平均728万1212件
  4. バプテスマを受けた人の数が85.2%増加し、26万9517人の新しい弟子が献身したことを公にした

「1.開拓者人数の増加」の裏は昨日の記事にて指摘。今日は

「2.補助開拓者の毎月の平均は93.7%増加し、73万8457人」から。

補助開拓者数の月平均人数
補助開拓者の月平均人数と総伝道時間の推移(2005年-2023年)

確かに、2023年度の補助開拓者の人数は前年に比べて倍増近い伸び。灰色の棒グラフ。とはいえ、実の部分、オレンジの折れ線グラフの総伝道時間はコロナ前に戻っていない。昨日も指摘したとおり、2023年度の総伝道時間は10年以上前の水準。

実の部分、伝道時間が増えずに補助開拓者の人数が増えただけ。その理由は、補助開拓者の布教時間ノルマ15時間とか、飲料メーカーみたいにキャンペーンを銘打っているから。

「布教時間15時間で補助開拓者の肩書きが得られます」のようなキャンペーンの結果、補助開拓者の頭数が増えたにすぎない。

ノルマを下げた肩書きだけの補助開拓者が増えただけ。エホバの証人は、この自己目的化した腐った理由を隠して、「頭数だけ増えました」の大本営発表。こうして情弱信者を騙している。不誠実の極み。

※補助開拓者の布教時間ノルマの変遷

  • 1999年より前:60時間
  • 1999年から :50時間
  • 2023年3月から:30時間、3月4月巡回訪問の月は15時間

「日本の区域の必要」特別プログラム:悪魔的エホバの証人、邪悪な力を祈り求める

2023年、エホバの証人の研究件数は15年前水準

続いて、「3.聖書研究は28.5%増加し、毎月平均728万1212件」。

ものみの塔研究数
ものみの塔研究(レッスン)数の推移(1997年-2023年)

聖書研究でなく、正しくは「ものみの塔」研究の件数。確かに2023年度は前年比3割増。しかし、2016年を頭打ちにコロナの影響もあってか、増加はしていない。

エホバの証人のレッスン数は、15年前、2008年水準にとどまっている。

前年比だけで「増えているー」なんていう発表をして、いったい何の意味があるのか。エホバの証人組織の言うことは、真理とは程遠い。

エホバの証人のバブテスマ数、四半世紀前で頭打ち

世界的活動の最後の発表「4.バプテスマを受けた人の数が85.2%増加」。

バブテスマ数
バブテスマを受けた人数の推移(1997年-2023年)

これもものみの塔研究の数と同じ。2023年度は前年比で倍増に近い伸びをしている。しかし、コロナ禍で「前年比較でバンザーイ!」なんて、今どき小学生でも言わない。

1997年、四半世紀前の数値で、エホバの証人のバブテスマを受けた人数は頭打ち。


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