新宗教の世代間問題
『宗教消滅 資本主義は宗教と心中する』、6章『急速に衰退する日本の宗教』から。
第一世代には、その宗教に入信するに至る強い動機がある。ところが、第二世代にはそれがない。それでは、親の信仰を子どもが受け継ぐということが難しい
これが俗に言う宗教1世と2世の違い。2世が親の宗教を受け継ぐのは難しいとは言え、強い動機のあった1世信者は2世信者に押しつけ、数々の軋轢を生んできた。
宗教の世代間問題。それが本書では
既成宗教と新宗教とを分ける壁
になると述べている。
既成宗教の場合には、信仰は代々受け継がれていくものであり、現在信仰している人間は、個人的な動機からその宗教を選択したわけではない。親が信仰しているからそれを受け継いだだけである。信仰に対して強い情熱をもっていないために、かえってそれを自分たちの子どもにも伝えやすい。信者になっても、熱心に信仰活動を実践する必要がないから
強要されない、強要しない方が宗教は世代を超えやすい。それが既成宗教。世代を超えて受け継がれても、特別熱心に信仰活動を行わなくて良い。これが親から子へ伝えやすく、子が親から受け継ぎやすい理由。
特別負担にならないし、当然のように自身も先祖から受け継いできた。それが脈々と受け継がれてきた既成宗教。
ここに割り込んできたのがエホバの証人を含む、忌ま忌ましい新宗教。自身の欠落を埋めるために始めた1世信者の新宗教。1世信者の熱量そのままに、子供世代は新宗教を強要されるという被害を受ける。
1世代目は、子供世代に熱心に信仰し、宗教活動に邁進することを求める。それは2世代目にとっては苦悩となる。
新宗教の2世代目以降の継承は不要
新宗教1世代目は現実逃避やコミュニティとしての機能を新宗教に求めた。そして、子供の2世代目にも同じ過ちを繰り返しさせようとしている。
未来を自分で切り開くのではなく、よく分からないモノに祈れば何とかなるという安直な逃げ。
孤独に耐え切れず、加わったコミュニティ。「来るもの拒まず、去るものは痛めつける」新宗教コミュニティ。入ってはいけないコミュニティに子供世代を引きずり込もうとしている。
そもそも現代人が熱心に宗教活動をするのには無理がある。誰もが聖職者ではないし、現代人は忙しい。現代人に宗教や神は必要ない。
神より大事なスマートフォン、神は博物館にでも飾っておけばいい
新宗教の2世代目以降の宗教受け継ぎは不要。百害あって一利なし。
新宗教の潰し方
ここで適当な思い付き提言。
家系で5世代未満とかしか伝承していない宗教を、その家系での新宗教と決めて、新宗教の世代間の持ち越しは禁止しちゃえば良い。5世代未満の新宗教は、子どもに対して一切の宗教活動禁止とか。
葬式で坊さん呼ぶとか神前で結婚するとかの場合は許可証が必要。5世代超えて許可証持ってないと、子どもの参加は認めません。
問題は結婚式を教会でやる場合。5世代も何もないよね。ここら辺は何か抜け道を考えて、エセキリスト教を潰せるようにしておく。潰される方は「平等でない」とか「信教の自由が」とか言い出すだろうけど、そりゃそうさ。こちとら潰す気満々の迫害なんだから。
5世代以上の証明が難しいとかも、抜け道だらけにしておいて新宗教以外はさくっと許可しちゃえばいい。全く平等でないけど、新宗教潰すためなんだから当然。
どうしてもその新宗教をやりたいという奇特な2世代目以降は、大人になってから襲名。そうやって5世代繋げたらその家系だけは新宗教脱却。証明書か何か発行して、あとはお好きにどうぞと。
エホバの証人なんかは5世代超えている例は国内にはないはずだから（あるのか？あってもかつての襲名方法が強要だから無効にして、現成人を1世代目とすればいい）、王国会館や布教に子どもがいたら、即刻行政処分。
そうやって新宗教は全部潰す。単なる思い付きだけど・・・こうすれば古くからの既成宗教を保ちつつ新宗教だけ一網打尽で潰せる。
