エホバの証人(JW)の新規入信者が減っている理由

エホバの証人になる人が減っている理由

『近現代日本とエホバの証人』、第五章「忍従の時代」から。

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昨日の記事でエホバの証人の入信者が減っていること、組織自体の新陳代謝が無いことを書いた。エホバの証人の入信者が増えなくなった要因として、本書著者は以下のように考察している。

救済観におけるアピール性の乏しさにくわえ、宗教そのものに対する警戒心の増加、布教機会の減少につながる社会状況の変化、またエホバの証人に対する消極的な意味での認知の定着などが関係していた

まあ、普通に「エホバの証人ってヤバい」と世間が認識したということ。

児童虐待を組織的に主導し、組織内は児童性虐待の温床。輸血拒否で命を落とすことを厭わない集団。入信すれば、家族よりも神(組織)を優先するよう求められるので、当然家族の絆は被害を受ける。相当の家族が崩壊の憂き目を見ている。

エホバの証人は、基本的にはオウム真理教のような超危険カルトと何ら変わらない。エホバの証人以外の人間や体制が完全に滅びるハルマゲドンを待ち望んでいる危険思想グループ。

世界の破壊は、自ら実現させるのではなく神による執行を待ち望んでいる体にはなってはいる。しかし、エホバの証人信者にとって、既に組織は神に取って代わっている。エホバの証人は神に服従しているつもりで、組織に服従している。

その組織が破壊活動を命令すれば、信者たちは迷わず実行する。もはや自分の頭で考えることを放棄している妄信者の集団なので。組織に指示されるまま。

それだけの激ヤバ集団であると世間がようやく認識したということ。

また、インターネットが普及し、ちょっと調べれば本ブログのような反エホバの証人サイトにたどり着く。

という訳で、今さら全てを失うことになるカルト活動に身を投じようという酔狂な新規入信者は出てこない。

とはいえ、本書によると2016年の新規入信者は2156人。これはバプテスマといし正式信者になる儀式を受けた人数。激レアではあるが、正式にエホバの証人になろうなんて人間がそれだけいたということ。エホバの証人公式サイトによると2021年には新規バプテスマ数1621人。

今年は宗教二世による事件があって、この人数がどうなるのか?順調に減るのか?とはいえエホバの証人の年度は8月締めらしく、2022年8月期の決算数値がまだ未発表。

昨今の影響がでて数値化されるのが、2023年の年末くらい。それまでに目に見える変化で、エホバの証人の衰退を拝みたいものだ。


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