ものみの塔のお家芸、真逆の意味にしてしまう恣意的引用

ものみの塔のお家芸、恣意的引用の気配

昨日の記事の続き。エホバの証人の論理的アキレス腱、BC607年エルサレム陥落。

エホバの証人が根拠にするものみの塔の記事。2011年『古代エルサレムが滅ぼされたのはいつか-第1部』の後半部分。ものみの塔が、考古学的な根拠とされているプトレマイオスの王名表に難癖をつけている。

マニアックすぎて全然分からないので、今日もjwstudy様のこの記事を参考にしている。

以下、ものみの塔の言い分。

大英博物館のクリストファー・ウォーカーの述べているとおり,プトレマイオスの王名表は「天文学者たちに一貫した年代を提供するための人為的な工夫」であって,「歴史家たちに王たちの即位と死に関する正確な記録を提供するためのものではなかった」
「ペルシャ時代のメソポタミアとイラン」(英語),17-18ページ

大英博物館の何とかウォーカーさんの本から引用して、プトレマイオスの王名表に難癖をつけている。

ものみの塔が引用している時点で、例のものみの塔のお家芸、恣意的引用が透けて見える。

ナショナルジオグラフィック誌から曲解した引用をしているエホバの証人

原典に当たらないといけないのだが、英語の本などなかなかお目にかかれるモノでもなく、取り寄せても翻訳がメンドクサイ。

ここはありがたいことにjwstudy様に原典の続きが引用されている。以下jwstudyより。

「しかしながら、新バビロニアとアケメネス王朝時代の年代学にとって重要な役割を果たしており、それは信頼できるものである。」

CHRISTOPHER WALKER – Mesopotamia and Iran in the Persian Period (London: The British Museum Press, 1997), p. 18

信頼できるんですって。ものみの塔さん。

まさか、自分が引用している文書を信じないわけないですよね?ものみの塔さん。

あと、この恣意的引用。しかも、真逆の意味にしてしまうものみの塔的恣意的引用。やり方が悪徳。偽予言者そのもの。

エホバの証人たちは、こういうものみの塔のやり方を見ても何とも思わないものなのだろうか?

もしかすると、ものみの塔は圧倒的にバカで文脈を読み取れず、結果的に作為的とさえもとれる真逆の引用になっているのかも知れない。

だったら、そんなバカな奴の書いた文書を読んだらダメだよ。バカがうつるぜ。

ダーウィンの『種の起源』に対する、エホバの証人の虚偽


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