エホバの証人のインチキ予言
エホバの証人の週日の集会テキスト(2024/1/22-1/28)。会衆のものみの塔研究『徹底的に教える』4章末尾部分から。
迫害はあらかじめ預言されていたことで,今まさに自分たちがそれを経験している
自作自演の予言。ヤバいことやる前に、これをやったら止められる、妨害されるって予告しているだけ。そりゃ当たるって。
例えば、聖書に書いてあるヤバいこと。
大勢の信者は心と思いを一つにし,誰一人,自分の所有物を自分のものだとは言わず,全ての物を共有した
(使徒4:32)
おいおい、
「自分の持ち物全部寄付します!」とか、「持ち物全部を寄付しろよ!」みたいな同調圧力をかけてくる団体ならば、そりゃ迫害されるって。
「私は、死んでも輸血をしない宗教団体に今から入ります!」これも赤の他人であっても止めるよ。むしろ、その宗教団体カルトだから、解散しろよと思う。
寄付をケチって死ぬ夫婦の話
アナニアとサッピラという夫婦の話が出てくる。新世界訳聖書の筋は以下のとおり。
- 信者たちは、自分の所有物すべてを使徒に差し出した。使徒はそれを分配した
- しかし、アナニア夫婦は自分の畑を売ったが、一部は自分のモノにして残りを使徒に差し出した
- 何食わぬ顔で全部差し出した体裁をとったのだが、そのせいで夫婦は神に打たれて殺された。
とんでもないカルト話。
アナニア夫婦は周囲の同調圧力に屈し畑を売却するも、やはり財産は惜しいので一部を寄付した。こういった同調圧力が発生するのもカルトの特徴。
「人ではなく神にうそをつきました」
から神に殺されたという設定なのだが、
神などいないし、そんな天罰を下せるわけがないのだから、アナニア夫婦を始末したのは、この使徒教団の人間。1世紀から、キリスト教は破壊的カルト化している。
そもそも、一部でも寄付して貰ったんだから、ありがたく受け取っておけっつーの。可愛げがない。
あと、使徒が全額寄付していないと判断するためには、
- 使徒が、アナニア夫婦の畑の売却金額をリサーチしていた
- 使徒が、アナニア夫婦が寄付した金額を数えた
この条件が揃っている必要がある。寄付させる財産を事前に算定しておくなんていう荒業は、現代の統一教会と同じ。
1世紀の使徒は誰が幾ら寄付したか寄付金を数えていた。数えないとアナニアがケチったとか文句付けられない。キリスト直系の使徒が、誰が幾ら寄付したか数えていた。ケチすぎるな。守銭奴か。
エホバの証人に言わせると、そんなことをしなくても「神の聖なる力で全額寄付したかどうかが分かった」と、言い出しそう。それなら、その神がドケチ野郎だな。
1世紀の使徒集団は、全部奪い取れないなら殺すという、劇的にヤバいカルト教団だった。
聖書はこう続く。この話を
聞いた人は皆,非常に畏れた
いやいや、「殺すぞ」って脅して真っすぐに全財産を奪いにきている。高額献金強奪カルトじゃん。
このエホバの証人のテキストでは、グダグダと強制しないとか、気持ちの問題だとか、その後で書いている。しかし、同じ部分でキリストの貧乏やもめのエピソードが参照聖句になっている。
「皆は余っている中から入れましたが,この女性は乏しい中から自分が持つ全て,生活に必要な全てのものを入れたからです」
(マルコ12:44)
「自ら進んで全財産を差し出せ」と、同調圧力をかけている。やはり、エホバの証人というカルト宗教は、全力で全財産を奪いにきている。
エホバの証人は、差し出す時間や寄付をケチケチすれば、ハルマゲドンで滅びると脅されている。2,000年間変わっていない、古典的な収奪方法。「死にたくなければ、すべて差し出せ」と。