エホバの証人道に堕ちるのは、感情を刺激されるから
『説得 エホバの証人と輸血拒否事件』より。
通常の思考順序、手順を経由すれば、エホバの証人という奈落への一本道へ足を踏み入れることはない。しかし、通常手続きをすっ飛ばしてエホバの証人という破滅への道を選択させる仕組みがものみの塔にはある。
この辺は昨日の記事にて。
ターゲットの感情に訴え、理性を捨てさせる。恐怖、悲嘆、絶望、孤独を抱える人を甘い言葉でたらし込む。または、あえてそういう負の感情を持たせることで、エホバの証人という不条理な道へ跳ばせる。
エホバの証人に逃げなければならないほどの負の感情、その大半が家族にまつわるもの。
家族を失った悲しみ、孤独、そこを突くのが復活というトンデモ教義だったり、エホバの証人コミュニティの疑似温もり。
さらに、家族をエホバの証人側の人質にとり、家族を失う恐怖心、家族の中での孤独感を覚えるように誘導する。
エホバの証人堕ち、最初は孤独と嫉妬から
この本『説得』の中で、エホバの証人の輸血拒否教義で子供を失った家族。この家族も似たような経緯でエホバの証人道に堕ちている。
家族の中での孤独から始まり、よその家族への嫉妬、家族を失う恐怖といった感情をくすぐられエホバの証人堕ち。結果、子供を永遠に失うことになった。
家族の問題を解決しよう、より良くしようとしてエホバの証人に関わると、結果家族を壊すことになる。『説得』家族がその最たる事例だし、我が家を含めてありとあらゆるエホバの証人に関係した家族が、家族としての機能を失った。
ものみの塔の初代会長、次の会長と続けて家族を失っているのがその典型。
『説得』家族はいかにしてエホバの証人に堕ち、結果、子供を失ったのか。
まずは入り口は妻の孤独。欠落感。ここを偽の幸福感で埋めるのが得意だったのが『説得』当時のエホバの証人。同族の孤独を抱えた女性群が既存エホバの証人として勧誘を行う。
孤独女性のどこを刺激すれば堕ちるのか、無意識化でテクニック化している。自分が堕ちたように相手を堕とすだけ。この辺は「第七章 女」。
よく出来たシステムだが、今どき、というか『説得』当時から「私は孤独じゃない。潤ってますよ」なんて人の方が少ないだろうから、孤独がエホバの証人に堕ちる理由の免罪符にはなり得ない。
この後、孤独女性は嫉妬心をくすぐられることになる。続きは明日。
“エホバの証人道、孤独と嫉妬心を刺激され堕ちていく” への2件の返信