エホバの証人が完全入信してしまう理由
元エホバの証人2世の論考集『エビのしっぽ』より。
エホバの証人の完全入信「献身・バプテスマ」。人身売買級のヤバさであると昨日の記事で書いた。機関紙「ものみの塔」の中で、存在すらしない神に
- 永遠に
- 自分の権利を全て放棄し
- 命を捧げよ
と、書いてある。エホバの証人に関わると、到達地点として圧力をかけられるのがここ。
エホバの証人の神エホバなど存在しないので、信者が命まで捧げるのは教団組織。
エホバの証人内では、献身しないと一段格下に見られ、正式な仲間とみなされない。エホバの証人はお互いを「兄弟・姉妹」と呼び合うのだが、基本的に「兄弟・姉妹」と呼ばれるのは献身した信者だけ。
私みたいな完全部外者からすると、「兄弟・姉妹」と呼び合う気持ち悪い集団には、関わりたくもない。ところが、
カルトに片足を突っ込んてしまうような弱点・隙のある人にとっては、どんな激ダサ集団であれ認められることが最重要課題。いまだ満たされたことのない承認欲求を埋めるために、「早くバプテスマを受けなきゃ」となる。マインド・コントロールの始まり。他に何も見えなくなる。
エホバの証人の殺害予告
本書ではこのエホバの証人の正式入信の戒律について以下のように指摘。
普通の宗教はここまでひどいことを言わない。
カルト型(セクト型)の・・・反社会的集団の個人相手の大仰な言
こういった組織は例外なく末端成員に活発な活動と従順を強いる
一度忠節を誓ったら裏切りは許さんというマフィア組織みたいな論理。強迫の類
信者を脅して従わせ、自由を奪うカルト。骨の髄までしゃぶられる。
エホバの証人組織は、ハルマゲドンという終末思想で信者を縛りつける。「組織の言うことをきかないとハルマゲドンで神に滅ぼされますよ」と。もはやこれは殺害予告。「殺されたくなきゃ言うこと聞けよ」という脅迫。
これが脅しその①。
脅しその②、エホバの証人的罪を犯すと組織から追い出される。村八分状態になり、他の信者から無視される。他者の承認欲しさにエホバの証人になった人にとって、これはキツい。村八分になると、脅し①の殺害予告の対象に片足ツッコんだ状態になる。
こうなると、もはや身動きが取れず、エホバの証人組織の言いなり。
こんな組織に神がいるはずがない。
存在すらしない神エホバ。むしろ、殺害予告による脅迫を行うエホバこそ悪魔。エホバの証人は、悪魔エホバに命を捧げている。永遠に。自分の権利をすべて放棄して。
幸いなことに、「永遠に」の部分は覆すことができる。エホバの証人をやめればいいだけ。エホバの証人をやめるのは簡単。今のところは。
もう一度書く。今のところは。続きは明日の記事で。
“エホバの証人(JW)組織が行っている脅迫と殺害予告” への2件の返信