エホバの証人が脱会後もJWの戒律に縛られる理由
エホバの証人(JW)には禁止事項が多く、特に子供はその影響を激しく受ける。私みたいに、生まれながらのエホバの証人二世だと、さらに顕著。
二世というのは、宗教二世信者のこと。大人の宗教を強要された子供。
エホバの証人の禁止事項としては、心霊的なもの、神社・寺など異教のものへの参拝。厳禁なのは輸血、などなど。無数にある。この厳しい戒律がエホバの証人を社会から隔絶し、二世信者の子供は学校での生活に支障をきたす。
禁止事項の多いエホバの証人2世の学校生活は苦難の連続~エホバの証人のできないことまとめ
これらの戒律は全て無根拠なので、守る必要なし。禁止される筋合いがない。その理由は、こういった教義を作っている存在そのものが無根拠であるから。
エホバの証人組織「ものみの塔協会」のトップである統治体、これらが無根拠、つまり偽者。偽者の作った戒律に従う必要なんてない。従っても何ら利益は得られない。利益どころか、日常生活に支障をきたし、輸血拒否で命を落としたりするので、害でしかない。
エホバの証人の統治体が偽物である根拠はJWの統治体の聖書的無根拠
こう頭で分かっていても、体が受け付けないことがある。生まれたときから「禁止禁止」と繰り返し言われてきた。私みたいなJW二世だと、小学校に入るまでエホバの証人以外の世界を知らない。
人間は、自分の見ている世界だけが真実・全てと思い込みやすい。見たことも聞いたこともない可能性が、自分の知らない場所に存在するとは想像しがたい。ましてや、それが純粋培養の子供なら。
エホバの証人の戒律こそは絶対。国の法律と同じくらいの認識に至る。何なら国の法以上の重要さを感じてしまう。事実、エホバの証人は国家の法よりJW教義を優先するように教えている。
神社に、何回も行こう
友達の家で隠れて『キョンシー』を見たとき、小学生の私は激しい頭痛に襲われた。初めて神社に初詣に行ったとき、成人して、とっくにJWも脱会しているのに、気分が悪くなった。
でも、こんなのは頭痛薬でも飲めば治るから。もちろん飲み過ぎには注意。これを繰りかえしていると、JWの戒律など何てことなくなる。
事実、エホバの証人の禁止事柄に、根拠はないのだから。我々が思い込まされていただけ。問題は自身の思い込みの方にある。
JWの禁止事項を、何回かやってみればいい。最初は怖いけれど、二回目は初回ほどではない。三度目はさらに。繰り返し繰り返しやっていると、慣れてくる。それが人間の適応能力。じきに恐くなくなるから。何とも感じなくなる。
行き過ぎた悪い例になるが、私はここにはとても書けないような、いかがわしいお店に通ってたことがあるけれど、もはや罪悪感の欠片も感じなかったから。JW的にも、法律的にも、良心的にも。人間って、環境に慣れる動物なんです。