エホバの証人の教育レベルは低い
昨日の記事の続き。エホバの証人の自作自演アンケート(JWJ-QS)の調査速報。
速報内に出てくる下の表がツッコミどころが満載。
一般日本人とエホバの証人の教育レベルを比較して、エホバの証人の教育レベルは低くないとやりたいらしいのだが・・・
一般日本人の無回答の13.9%。これは無回答ではない。こういうところでサラッと嘘をつくなよ。
無回答でなく、正しくは「卒業者(不詳)」。何らかの教育機関を卒業している人たち。しかしながら、教育レベルが分からないというだけ。大卒かも知れないし、中卒かも知れない。
こういう卒業しているが教育レベルが不明な人たちに13.9%も割いておいて、
JWの回答者の半数以上(58.4%)は高校を卒業しており,3分の1以上(36.7%)が中等教育より後の学校を卒業している。対して一般人口では,それぞれの割合は35.0%と33.0%である
一般人口の35.0%と33.0%に13.9%の不明な人が入るかも知れない。
卒業しているのに「無回答」扱いされている13.9%と、「正式な教育は受けていない」にハメられている現役大学・高校生(この点はこの記事で)を中心とする6.9%を省いて集計し直すと下記のようになる。
この表を元に、ガセ報告書の結論風にまとめてみると次のようになる。
「JWの回答者の半数以上(58.9%)は高校を卒業しており、3分の1以上(37.0%)が中等教育より後の学校を卒業している。対して一般人口では、それぞれの割合は44.2%と41.8%である」
あらら、
やはり中等教育以上の教育を受けた人は、エホバの証人より一般のほうが多い。「大学・大学院」に至っては、一般のほうが倍以上多い。
エホバの証人の受ける教育レベルは、一般日本人に比べて相対的に低いと言って差し支えない。そもそも、そういう指導してきたよね。教団側は。
正しく集計し直した上記の表だと、小学校・中学校卒で教育を終える層が、一般のほうが10ポイント高い。逆に高卒が15%ほどエホバの証人のほうが高い。
エホバの証人アンケートは、まともに回答できなかった人たちを省いている。読み書きやITリテラシーの低い層と言えるかも知れない。そういう層を省くことで、もっとも教育レベルの低い小学校・中学校卒の比率を下げている可能性もある。
一般人口のほうは15才以上の全数調査で、エホバの証人は条件で選抜したうえで、アンケートに回答できる最低限のリテラシーを有している範囲で聞いている。
これらの事態を鑑みると、エホバの証人のほうが一般より義務教育だけで教育を終える人が少ないと結論付けるのは早計だろう。
エホバの証人の高校教育とは・・・
エホバの証人のほうが一般より高卒率が高いのだが、義務教育だけで終える人を吸収していれば、良方向だし、短大卒以上が減った分がここに入っているのなら、教育レベルを測る上では悪化方向。
私の見てきたことによると、エホバの証人は通信制の高校に通う人が多かった。そして、学業の片手間にエホバの証人活動を行う。それで高等教育と言われてもという気がする。
これは、通信制の高校を悪く言っているわけではない。好きな進路を選べず、通信制に通いながらエホバの証人活動をさせられる人が、きちんと教育を受けていると言えるのかということ。
本人が選んでいる体裁なのかも知れないが、エホバの証人活動を第一にしないといけないという誤った価値観を植え付けられ、騙されていることが問題。学校教育以前の問題。
誤った価値観で選んだ進路で、しっかりとした本人の望む教育が受けられるわけがない。
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