低すぎる、ものみの塔基準
昨日の記事の続き。ものみの塔基準の低さについて。
エホバの証人の週日の集会で使われているテキストのレッスン55から。
聖書には,援助奉仕者や長老として仕える兄弟たちがどんな資格を満たす必要があるか説明
されているとして、テモテへの手紙第一3章が引用されている。
ここでは、監督や奉仕者の資質が書かれている。
そもそも、この聖句内の監督や奉仕者というのが、エホバの証人の長老や援助奉仕者のことを指しているわけではない。エホバの証人組織が権威付けのために聖句を利用しているだけ。
話がそれたが、ものみの塔基準の低さ。基準が書かれている聖書の部分。まず、監督の基準、エホバの証人はこれを長老に当てはめている。
酩酊せず,暴力を振るわず,分別があり,争いを好まず,お金を愛さず, 家庭を立派に治め,子供をよくしつけて従わせているべき
子どもを従わせる、という表現が気にくわないが、それ以外はまあ、良いとする。
はい、残念。これはマトモな大人の最低限であって、監督の資質ではないんだな。ものみの塔基準は低すぎるんだって。だから、教団内でいろいろと問題が起きる。
聖書をエホバの証人仕様に改ざん
続いて、援助奉仕者のほう。エホバの証人の新世界訳聖書は、聖句そのものを「援助奉仕者」と、エホバの証人組織の役職名に変更している。無茶苦茶、やりたい放題。モラルが疑われる。
援助奉仕者も,真面目で,二枚舌を使わず,多量の酒を飲まず,貪欲に不当な利益を得ようとせず, やましいところのない良心を保って,神聖な秘密である信仰の道をしっかり歩んでいるべき
これも同じ、良識ある大人の最低限の条件。エホバの証人側は、最後の信仰うんぬんを言い出すかも知れないけれど、それはお宅の宗教の条件であって、そんなもん教団外の人間にとって知ったこっちゃない。
その信仰以外の基準が低すぎ。
そもそも、聖句改ざんしておいて、やましいところありまくりだろ。
そして、二枚舌はエホバの証人のお得意技じゃなかったか。
独身信者は、援助奉仕者や長老になれない
その二枚舌を示す部分を、聖書の同じくテモテ第一3章から。
監督や援助者の資格について
1人の妻の夫で
と共通して記載されている。
あれ?独身のエホバの証人の長老とか援助奉仕者っていないの?この教団、たしか結婚とか勧めてなかったよね。
予想される反論として、この聖句は、「一夫多妻していないということを指していて、文字通り結婚しているべきというわけではない」、とか言い出しそうだけど
その部分は、同テモテ第一3章の
(自分の家庭を治められないのであれば,神の会衆を世話することなどできるでしょうか。)
で否定できる。独身で家庭を持ってない奴は資格なしだって、虎の子の聖書ちゃんが申してますよ。
極端に言えば、長老や援助奉仕者の資質として、「子どもを従わせ」というのがあるので、子持ちでないといけない。しかも、従わせないといけないので、子どもがエホバの証人やめたりしてたら、アウトでしょ。
独身だったり、子どもがいない夫婦だったり、子どもがエホバの証人をやめて従わせてない信者は、長老にも援助奉仕者にもなれないというのが、聖書の記述。
それは、極端な見方だって?
だったら、聖書の「血を避けろ」を、輸血拒否にまで適用して命を危険にさらす方がよっぽど極端だよ。
これが、エホバの証人の二枚舌。
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