エホバの証人のありふれたマインド・コントロール手法
『宗教2世』より。Session1-4。マインド・コントロールについて。
各カルト団体に共通するマインド・コントロール手法が説明されている。もちろん、エホバの証人にもキッチリ当てはまる。
まず、社会的な遮断
そのうえで不安や恐怖をあおります。
でも同時に、指示・命令にちゃんと従えばその問題は必ず解決すると思い込まされていく
エホバの証人組織は、信者でない人を「この世」の人と蔑み、交友を避けるように指導する。
そして、ハルマゲドンという恐怖で信者の目をくらませる。ハルマゲドンなどあり得ないのに。恐れる必要のないモノを恐れさせる。
その上で、その架空の終末から救われるために教団の言うことを聞けと。
これがカルトに共通するマインド・コントロール手法の、エホバの証人バージョン。
エホバの証人が恐れるべきはハルマゲドンが永遠に来ないこと。その真実にこそ、そして差し出したモノ、搾取されたモノの大きさにこそ震えるべき。
脱会させないためのマインド・コントロール
として、
まず社会的遮断をずっと続けるというのが大事
私が、自分のマインド・コントロールが解けたときに、真っ先に思い当たったのこれ。「この世」の情報を避けるように、サタンの罠だから。「この世」の人との交流を避けるように、誘惑になるから。と散々エホバの証人は言う。
「あれはマインド・コントロールを保つための詭弁だったのか!」と。正しい情報を与えないことで、騙し続けることが出来る。極めて単純だが有効。人は、自分から探さない限り、考えない限り、知らないことは知らないまま。
正しい新鮮な情報は、教団にとってこの上なく都合が悪い。不義のエホバの証人組織には不都合な真実が山のようにある。信者に露見すれば、一瞬で疑惑を持たれる。組織に対して既に疑惑の目を向けている場合は、一気にマインド・コントロールが瓦解する。
エホバの証人組織は、それを防ぐために、「この世」の情報を避けさせるだけでなく、事前に防衛線を敷いている。
「この世」の情報は、サタンや背教者の虚偽であると信者に教えている。不都合な真実が出てきても、それは信仰を揺るがそうとする背教者の罠であると。
正しい情報を、まず、見ない聞かない。そして、見たり聞いたりしても、それは背教者のウソだとなる。エホバの証人のマインド・コントロールは二重の防壁で守られている。
その防壁を打ち破るには、ウソをついているのがエホバの証人組織だと分かるように誘導するか、感情を揺さぶるように攻めるか。