カルト宗教2世が信仰を拒否するためには死しかない
『カルトの花嫁』あとがきから。カルト宗教2世問題について端的にまとめられいる。
親の力を借りなければ生きていけない年齢の子どもからしてみたら、それを拒否するということは生死に関わる大問題
それというのはカルト信仰のこと。低年齢の子どもに信仰を拒否するという選択肢はない。拒否すればカルト親に養育を放棄され死ぬ可能性があるし、生き続けている間はカルト親が信仰を強要してくる。
カルト信仰を拒否するためには、死を覚悟するしかない。自ら死ぬか、親に捨てられて死ぬか。こんな状態がまかり通っている国に信教の自由が云々というのは笑わせてくれる。
幸いなことに、エホバの証人などのカルト宗教を子供に強要することは虐待にあたるというガイドラインが厚生労働省により作成されているという一報があった(2022年12月)。
虐待と認められたところで、虐待から救われるか否かは別問題。本質的な解決は完全悪であるカルトを根源から断つしかないのだが、このガイドラインが大きな一歩であることは間違いない。
エホバの証人の「ハルマゲドン」は事実無根の妄想であると、国が認めた
宗教2世のカルト擁護派はマインドコントロールを疑うべき
この話になるとでてくるカルト擁護派。この人たちが、カルト宗教2世その人だったりするから性質が悪い。さも自分の体験が全体であるかのようにカルトを擁護してくる。
自分の経験だけからカルトを擁護してしまうというのは、いかにもカルト宗教2世らしく世界が狭い。カルトという暗いトンネルの中からまだ抜け出せていない。
こういった被害者を守るには最も巨大な被害を受けている人を救済するように、ものごとを進めなければならない。放っておくと死んじゃうから。もしくはマスの部分から。多くの被害者が属している層から手を付ける。
カルト宗教2世問題は手が付けられたばかり、マス層がどこか分かりもしない。だったら、一番被害の大きな所を対象に取り組むべき。
統一教会であれば、韓国で極貧生活を強いられている人がいるし、エホバの証人であれば輸血拒否で決死の無駄死にをしようとしている人がいる。
人生を搾取するカルトに擁護の余地など一切ない。子供は虐待下から救うべきだし、子供を本質的に救おうとすればカルトそのものを撲滅するしかない。そうすることで大人の被害者も救われる。
元カルト宗教2世でありながら、カルトを擁護してしまう人というのは、まだカルトのマインドコントロールから抜けきっていない。偽りで人々の人生を奪うカルトに擁護すべきところなど一切ない。
カルト宗教2世を本質的に救うためにはカルト撲滅を最終目的としなければならない。この点については明日。