カルト信者にカルト信者であると伝えることの困難
昨日の記事でカルト宗教信者に、カルト宗教団体に属すること自体が悪事であると思わせる必要があると書いた。
これはハードルが高く、まずカルト信者に自宗教がカルトだと認識させるところから始まる。
そもそもカルト宗教信者の誰もが自分の宗教をカルトだと認識していない。
- 輸血拒否して命を投げ捨てる
- 子供に体罰を加えることを推奨していたのに、時が経つと無かったことにする
- 一方で、崇拝対象になっている公式サイトは「体罰必要」としたまま変更を加えられず、有害情報を垂れ流し続ける
- 献身して、人生そのものを差し出すように要求する
- 組織からの排斥者とは家族でさえ忌避する
- 子供に教義を強要し、社会不適合者にする。そのために体罰を適用
- 選挙・投票せず、政治体制を支持しないのに社会福祉だけは享受する
- ハルマゲドンというこの世の終わりで、体制転覆とエホバの証人的悪人(=一般人)が死に尽くす日を待ち望んでいる
- 子供に過剰な性教育を施す
- 子供の進路に制限をかける
エホバの証人の場合はこれだけのカルト要素が整っているのだが、信者本人たちはまさかエホバの証人がカルトだとは思いもしない。
不思議なものでエホバの証人は魔法にかかったかのように私みたいな反対者の言葉には耳を貸さない。「反対者はサタンの手先で自分たちを惑わそうとしている」という強い暗示がエホバの証人にはかかっている。
お前らカルト信者だと、どれだけ声を大にしても伝わりにくいわけで。
カルトを容認しない社会への成長
カルト信者に自身の悪行を気付かせるためのもう一つのハードル。カルトに属することが悪だという社会的共通認識を育成する必要がある。
これには日本社会全体がもう一つ上の高みに上る必要がある。信教の自由という安直な逃げではなく、一歩踏み込む必要がある。信教の自由が適用されない有害なカルト宗教があるという共通認識と法による規制を設ける。
何でもかんでも自由にすると、騙されちゃう一定の情弱民はいるわけで。この愚かで哀れな人々を信教の自由というマジックワードで放置してはいけない。しっかり救済しないと。それが社会全体の進歩。
とはいえ、こんな議論が一朝一夕でまとまるはずもなく、社会全体でカルト宗教に属することすら悪事と定義できるのはいつになるのか?そんな未来はなく、いつまでも野放しにされ、次世代からもカルトに蝕まれる人々が出て来るのか。
結局、カルト信者本人に自身が社会的に有害な存在であると理解させることは容易ではない。明日に続けます。
“カルト宗教信者に自身の状況を正しく把握させるには?” への2件の返信