ものみの塔の新世界訳聖書を踏みつける
エホバの証人 – STOPOVER(途中下車)の『欠陥翻訳ー新世界訳』。ものみの塔の翻訳した新世界訳聖書について。
この資料で取り上げられている新世界訳聖書は古い版の話。現在の新世界訳は2019年に改訂されたもの。
かつての新世界訳聖書はカバーが真っ黒なオーソドックスなデザインだったのだが、2019年版は灰色のカバー。聖書本体が石碑とか欧米の墓碑のように見えることから信者にも不評らしい。そのまま墓に埋葬してしまいたい聖書。
2019年版が手元にないので、本記事で取り扱う新世界訳聖書は旧版のこと。私はエホバの証人をやめてやがて30年経つので、もちろん、手元に旧版の新世界訳聖書もないが。
※2024年8月追記、某ルートで2019年版の通称「墓石聖書」を入手。燃やす用なので、ビニールがかかったまま机の下に放置。足を置くのにちょうどいい。
聖書を読むならば、ものみの塔の新世界訳でなく一般的なものを読むのがベスト。その根拠をここで示す。『欠陥翻訳ー新世界訳』の4章『不自然な表現・冗長』より。
新世界訳聖書の冗長表現とは
昨日の記事では新世界訳聖書内のオモシロ表現について触れた。面白いというか不自然なだけなのだが、不自然表現が至る所にある翻訳など、読むに足らない代物。それがものみの塔の新世界訳聖書。
不自然表現以外にも、冗長な表現の例が挙げられている。
長いので引用しないが、エズラ9:5~9の4節のなかに「わたし」、「わたくしたち」が27回も出てくる。どんだけ自己主張するんすか!?
他の冗長表現の例。
エレミヤ27:15
わたしがあなた方を追い散らし、あなた方が、あなた方もあなた方に預言している預言者たちもが、必ず滅びうせるため
何か、こんな話し方をするエホバの証人の講演者とかがいた気がするんだけど。抜群の鬱陶しさ。言葉の反復で信者のマインドコントロールを深めているんじゃないかと深読みしたくなる。
これで言葉の反復が心地よければ、さらに効果抜群。私は冗長講演が暑苦しくて気恥ずかしさを感じたのだが、マインドコントロール直下の信者にはこれが心地よく感じられる。
以下に、中学生でもこんな翻訳はしない冗長表現を紹介。
レビ11:29
これは地に群がる群がる生き物のうち・・
だいぶ群がっているね。
ゼカリヤ8:2
大いなるしっとをもってしっとする
だいぶ嫉妬深いな。そもそも、たかが嫉妬心に大いなるも何もあるのか?
サムエル第二1:21
油をもって油注がれた者
うーん・・・。「金メダルを獲った金メダリスト」みたいな感じか・・・。
新世界訳聖書の珍造語
他には新世界訳聖書ならではの珍造語も紹介されている。何個かあったのだが、マイベストな一件はこれ。
ヨブ39:20
鼻あらしの威厳は怖ろしい
鼻あらしって何ぞなもし。馬の鼻息のことらしいが。
山嵐はこっち↓
2019年版の新世界訳聖書では、このような不自然・冗長表現や珍造語がすべて改良されているのかも知れない。とはいえ、数千年前に執筆された聖書を、たった数十年の間にコロコロと翻訳方針を転換する教団発行のモノで読む必要がない。
そもそも、
カルト教団の翻訳した聖書なんか読んじゃダメだから。カルト支持者、擁護者になりたいですか?
ものみの塔はカルトですよ。
“エホバの証人の新世界訳聖書の「鼻あらし」ってなに?” への1件の返信