最後は超常現象で盲信を保とうとするエホバの証人
エホバの証人の論理的アキレス腱、BC607年エルサレム陥落。エホバの証人が持ち出してくる根拠がものみの塔の記事。2011年の『古代エルサレムが滅ぼされたのはいつか』など。
この塔記事を完膚なきまでに崩しているのがjwstudyのこの記事。
かつて、パーフェクトなこの記事のリンクを現役エホバの証人に送付したことがある。相手の現役信者は斜め読み程度はして主旨も理解しているのだが、響かない。
残念ながら、完璧な論理構成でも相手がものみの塔盲信状態だと、心まで届かない。固いガードで完全否定モードで読まれる。その否定の方法が「サタンねぇー」の非科学的なモノだから手に負えない。そこは超常現象出さずに論理的に考えようよ。
だから、極めてメンドクサイのだけど、こっちでjwstudyのものみの塔に対する反論をしっかり理解したうえで、盲信者を誘導し、自分で考えさせないといけない。普段使わない頭を使って自分でたどり着いたことなら、鉄壁のマインドコントロールに小さな綻びを生じさせることができるかも知れない。
エホバの証人のご都合主義
というわけで、『古代エルサレムが滅ぼされたのはいつか ― 第1部』jwstudy様に沿って、私自身が自分の知識として定着させるためまとめ。
まず、聖書の記述。
これらの国の人々は70年の間バビロンの王に仕えなければならない(エレミヤ25:11)
この70年を根拠にエホバの証人は、BC537年のエルサレム帰還からさかのぼって、BC607年エルサレム陥落とこじつけている。
BC537年エルサレム帰還も、聖書の記述70年も根拠にならないことは別の記事で書いた。
聖書によるとエルサレム陥落BC608年、終わりの時代は1913年からになりますが・・・
“for Babylon”バビロニア帝国のための70年。エホバの証人のBC607を崩す
ものみの塔のふざけたところは、聖書のこの70年の記述を、別のときにはだいだいの70年なんすよーと異なる解釈をかましているところ。BC607年エルサレム陥落を死守するためなら、70年はキッチリ70年なのに、別の文脈のときはだいたい70年にしちゃうご都合主義。
『イザヤの預言 全人類のための光 I』19章「エホバはティルスの誇りを汚される」から、
「その日には,ティルスは一人の王の日数と同じく,必ず七十年間忘れられる」。(イザヤ 23:15前半)
エホバは,神の怒りのぶどう酒を飲むものとして名指しにされる諸国にティルスを含め,エレミヤを通してこう言われます。「これらの諸国の民は七十年の間バビロンの王に仕えなければならない」。(エレミヤ 25:8-17,22,27)実際のところ,ティルスの島側の都市は,丸70年の間バビロンに服従するわけではありません。バビロニア帝国は西暦前539年に倒れるからです。この70年は,バビロニア王朝が自らの王座を「神の星」の上にまで上げたと誇る,バビロニアの支配の最盛期を表わしているようです。(イザヤ 14:13)その支配下にそれぞれの国が入った時期はまちまちです
エレミヤ25:11のまったく同じ聖句を引いておいて、ティルスの70年はだいたいやねー、エルサレムの70年はキッチリねーって。おバカがすぎる。