エホバの証人の教育方針
私は物心ついた頃からエホバの証人の2世信者として育てられた。
エホバの証人とは通称JW、自称キリスト教系の新興宗教。日本国内ではものみの塔聖書冊子協会という名称でも知られている。アメリカ合衆国由来のカルト。
2世信者とは親の宗教を押し付けられる子どものこと。
私がエホバの証人として子ども時代を過ごした1980年代、信者の子どもたちに通常の教育は不要という風潮があった。そのため、私は幼稚園や保育園といった幼児教育を一切受けていない。義務教育だけは仕方が無いので受けさせるが、高等教育は不要であるとされていた。
エホバの証人が子どもへの教育を軽視するのは、まもなくハルマゲドンというこの世の終わりが来て、世界の仕組みが全部無くなるという理由から。勉強して、学歴を身につける必要などないと考えられていた。決して、学歴だけが教育の成果ではないのだが。
これは、私がエホバの証人をやめた1990年代前半頃までのこと。
ものみの塔協会、ノストラダムスより焦っていた
“中卒上等のエホバの証人2世、綱渡りの10代の進学” の続きを読む