油そそがれた残りの者、増加の言いわけ
『2023奉仕年度の報告 エホバの証人の世界的な活動』について。
昨日の記事の続き。エホバの証人の油そそがれた人々、年の一度の死の記念式でキリストの血肉の象徴物を摂取する人数が、2007年以降うなぎ上りな件。
下のグラフのとおり。
基本的には、油そそがれた人は定員14万4,000人で減っていくべき人数。全員いなくなれば、エホバの証人が待ち望む終末がやってくる設定。
エホバの証人の主の記念式という茶番、残りの者増加の苦しい言いわけ
1995/2/15ものみの塔によると、
エホバは小さな群れが14万4,000人という限られた人数の人々で構成されることをお定めになり,西暦33年のペンテコステ以来,その成員を集めてこられました。当然のことながら,その人数のそろう時が近づくと,小さな群れに対する召しは終わるはずであり,それら特別に祝福された人たちを集める業が1935年に大体終わったことを証拠は示しています
だいたい終わった?だいたいって何よ?また、証拠もないのに証拠と言っている。証拠じゃなくて、こじつけによる主張。
14万4,000人の選抜は、1935年にだいたい終わったことを証拠が示していたはずなのに、この説は現在では撤回されている。
1935年にだいたい終わったのなら、全員が死に絶えててしかるべきなのに、14万4,000人の生き残りの者が絶賛、増殖中だから。
現在、エホバの証人組織は、1914年頃に油そそがれた第一世代と、第一世代の死に絶える頃に油そそがれた第二世代が辛うじて重なっている2つの重なる世代論※を唱えている。つまり、終末期限と14万4,000人の絶滅時期を延長中。当然、この主張にも証拠はない。
※だいたいこんな感じの説のはず。記憶で書いているので正確でない可能性がある。
1996/8/15ものみの塔によると、
表象物にあずかることにした人がわずかに増えたからといって心配する理由は何もありません。ここ何年かの間に,ある人たちは突然あずかり始めました。その中には,バプテスマを受けて間もない人さえいます。そういう人がしばらくしてからそれが自分の思い違いであったことを認める,という例も幾つかありました。中には,身体的もしくは精神的な緊張状態にあったため感情に動かされてあずかったということを認めた人もいます
わずかに増えても心配いらないんだろうけど、2023年(22,312人)だと1996年(8,757人)の3倍弱に増えている。この劇的増加は心配した方が良いね。
2016年1月号ものみの塔だと、もっと露骨。
表象物にあずかった人の数には,自分が油そそがれていると誤解している人の数も含まれています。表象物にあずかり始めたものの,後にあずかるのをやめた人もいます。精神的あるいは感情的な問題のゆえに,自分はキリストと共に天で支配すると思い込んでいる人もいることでしょう
油そそがれちゃった勘違いを、精神や感情に問題を抱えているゆえの思い込みと断じている。
いったい、こんな組織のどこに爽やかさがあるというのか?
精神や感情に異常をきたした者が多数いる組織。組織の教理に従っている者を、異常者扱いする組織。
“14万4,000人の生き残りの者、絶賛増殖中。その言いわけは・・・” への2件の返信