モノを書く資質に欠けるエホバの証人の執筆部門
昨日の記事の続き。エホバの証人の初学者マインドコントロール用教材『いつまでも幸せに暮らせます』のレッスン06『生命はどのようにして始まった?』の参考教材『生命の起源 ― 5つの大切な質問』。
質問4「すべての生物は共通の祖先から出たのか」で、ナショナルジオグラフィック誌を参照している。該当のNATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2004年 11月号から。
ナショナル・ジオグラフィック誌(英語)の2004年の記事は,化石記録を「1,000コマにつき999コマが編集でカットされた,進化の映画」に例えています。この例えから,どんなことが言えるでしょうか。
エホバの証人はここから奇想天外に曲解し、進化論を否定している。しかし、ナショナルジオグラフィック誌の文脈は以下。
ミッシング・リング(失われた環)の部分にあたる、クジラに似た生物の化石が発掘された。その化石には歩行に役立たない小さな脚があり、
クジラの祖先は4足動物だったことが分かる。化石は多くの手掛かりをもたらすが、見つかるのはまれ。進化の過程を収録した映画が編集で99.9%カットされたようなものだ。それでもギンゲリッチらは、ミッシング・リング(失われた環)と呼ばれる、進化の途中段階の化石を何十個も見つけてきた
ナショナルジオグラフィック誌の文脈は、99.9%カットされつつも、進化の証拠となる化石を発見しており、クジラが四足歩行動物から進化した証拠となる化石を発掘してミッシング・リングを埋めている。というモノ。
エホバの証人は、「99.9%カットされたフィルム」の部分だけを引用し、進化論の証拠不足という話に持っていっている。
エホバの証人の恣意的な引用。わざとなら相当に悪質。信者を騙すために道義に反したことをしている。
もしくは、文脈を一切読むことのできない低知能な人物が引用したのか。
または、マインドコントロールが深く信じたいモノしか見えない、盲目な人物が引用したのか。進化論の証拠がどれだけ揃っていても、見えない聞こえない状態で、恣意的引用できそうな部分しか見えない。
いずれにせよ、モノを書いて信者に読ませる資質なし。元の文献の文脈とは真逆になるように引用しているのだから。こんな盲目の案内人に、エホバの証人は手を引かれている。そりゃ、信者は人生棒に振る。
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