地球は昔から丸いと考えられていた
昨日の記事の続き。聖書がいかに科学的でないか書いている。
逆に、エホバの証人の主張は以下。
イザヤは、紀元前732年に「地球は丸い」(イザヤ40:22)、つまり球体だと書いた。当時の世界の常識とは違っており、聖書には、科学的に正しい事実が先駆けて書かれていた。
おいおい、そんなので騙せるのはエホバの証人だけだよ。
「丸い、つまり球体」って何だよ。
丸と球は違うぜ。丸いというのには、円や球、両方が含まれる。丸い=球とするのは、都合が良すぎる。
地球は平面の円だと考えられていた時期がある。それを指して、丸いと書いていても全く不思議ではない。もともと、地球は平面状に丸いと考えられていた。聖書もそれをそのまま踏襲したのかも知れない。
エホバの証人仕様聖書の、都合の良い書き換え
以下、イザヤ40:22の冒頭
口語訳
主は地球のはるか上に座して
これは、地球って言っちゃってるけど・・・当時、「地球」という単語は無かっただろうから、現代語訳されてる。参考外。
新共同訳
主は地を覆う大空の上にある御座に着かれる
はい、丸くすらない・・・
共同訳
主は地を覆う天蓋に住まわれる方
平らな地面の上に天蓋があったという、地球平面説そのまま。
ここからはエホバの証人仕様の聖書。
1985年版、新世界訳聖書
地の円の上に住む方がおられ
エホバの証人自ら、円って言っちゃってんじゃん。平らな円だとイザヤ君も思ってたんだろうね。
2019年改訂版、新世界訳聖書
丸い地の上に住む方がいる
丸くしちゃった・・・。エホバの証人は勝手に聖書を書き換えている。自身の主張に沿うように。都合の良いように。
ご丁寧に「丸い」には、次のような注釈がついている。
または,「球形の」
信者を騙して人生を搾取するために、やりたい放題ですな。
ちなみに新世界訳の英語版だと
1984年
There is One who is dwelling above the circle of the earth
2013年
There is One who dwells above the circle of the earth
となっていて、一貫してcircle。これは円なのかな。まあ、地球を円だとは誰も言わないよね。2013年版は
Or “sphere.”
とわざわざcircleに注釈をつけている。エホバの証人は、この聖句をどうしても球体(sphere)にしたいようで。
それは、聖書は科学的に正しいという自らの主張を成立させるため。
“聖書の科学的正確性に対するエホバの証人の主張と疑問:地球は「丸や円」でなく「球」” への4件の返信