違和感と仮説
Xで知った驚きの事実。「オリーブの葉オンラインカウンセリング」―現役エホバの証人がカウンセリングを行っているサービスがあるという。
宗教的背景を持つ人々、主にエホバの証人のためのメンタルヘルス支援を謳っている。
強烈な違和感と倫理的懸念を覚える。私の独断と偏見だが、確信に満ちた仮説が一瞬で浮かぶ。
絶賛人生に迷っている現役エホバの証人が、他人の相談に乗れるはずがない。
聖書っぽく言えば「盲人が盲人の手を引く」状態。
支援者自身が現役信者として、エホバの証人の教理に囚われている限り、相談者に自由な選択肢を提示することはできない。
この構造を放置すれば、世界がほんの少しだけ腐敗に近づく。
というわけで、始動。
制度的・法的検証
「オリーブの葉オンラインカウンセリング」は、現役エホバの証人による心理的支援を公表している。
今回、検証のために私が試しに送った相談に対して、公認心理師としてはあってはならない児童虐待の可能性を軽視するような返答があった。
その内容は記録として残っており、社会的に看過できないと判断。
宗教的背景を持つ人々への支援という名のもとに、相談者の周囲の子どもの人権が軽視される構造があるならば、それを公に問うことは公益に資する。
さらに、2025年10月6日時点で、当該サービスのホームページには特定商取引法に基づく表記が確認できず、カウンセラーは全員匿名で、運営主体も不明。これは、消費者保護・契約責任・倫理的透明性の観点から重大な問題を含む。
というわけで、「オリーブの葉オンラインカウンセリング」と実名で記事化することにした。
なぜ「盲目の案内人」と断じるのか
- 構造的制約-エホバの証人教理に縛られた支援構造
支援者自身が「正しい答えはエホバの証人の教理の中にある」と信じている限り、相談者の自由な選択肢を提示できない。それは支援ではなく、信仰強化であり、相談者の葛藤に対する教理誘導の危険性を孕む。 - 資質の問題-支援者自身の葛藤
エホバの証人の信者は、排斥・罪悪感・世との断絶など、深い葛藤を抱えていることが多い。その状態で他人の悩みに寄り添うのは、心理的にも構造的にも無理がある。 - 倫理的限界-倫理的訓練の欠如
民間の信者カウンセラーは、専門的な心理教育や倫理規定を持たないことが多い。結果として、支援者の主観や教義が優先され、相談者の尊厳が損なわれる。特に児童虐待・性加害・脱会希望などのテーマでは、倫理的判断より教理的・組織的忠誠が優先される危険性がある。
公益目的の検証として
今回の検証は、以下の目的に基づいて行っている。
- 現役エホバの証人による心理的支援の限界と構造を把握するため
- 心理的支援の中立性と制度的信頼性を検証するため
- 利用者への注意喚起のため
- 支援者の資格と覚悟を問うため
今回の検証は公益目的に基づくものであり、誹謗中傷や業務妨害の意図は一切ありません。
詳細は明日以降の記事にて。