現実を歪めて見ているエホバの証人
或る現役エホバの証人2世のtweetにツッコミ、都合のいいピースでの続き。
父がJWとなり借金は返済できたものの、老後を優雅に過ごすまでの蓄えはできませんでした。
— JW2D (@Jw2_38d) May 25, 2024
それでも父を含め亡くなった家族が安寧な最期を迎える一助になれたことは、私の敬虔な専心の一面だと考えています。
「父がエホバの証人になったから借金が返済できた」というのは都合の良いひどく偏った見方。エホバの証人にならなくても借金を返す方法はいくらでもある。借りた金を返すのは当たり前。
そもそも、老後の備えがままならなかったのは、この人の父がエホバの証人になってしまったから。
この時点でこの人は、現実を歪めて見てしまっている。
『時計じかけのオレンジ』という映画がある。
元々暴力的だった主人公が脳の去勢手術みたいのを施され、大人しくなる。
これがこの人の父親の状態。もともと借金まみれで悪く見えた父親がエホバの証人にマインドコントロールされ、対面だけは良くなった。
そもそも、なぜ父親の素行がもともと悪かったのか?
それは、他の家族がエホバの証人みたいなモノにうつつをぬかしていたから。そりゃ大人でもぐれたくなる。
あと、エホバの証人には世の中の人の価値観とは相容れないという前提がある。世の人は悪く、エホバの証人は清く正しいと思い込まされている。教団全員でそう信じ込んでいる狂信状態。
すると、世の人ど真ん中の父親は悪く悪く見えるし、エホバの証人になったあとは良く変化したように見える。当初から大きなバイアスがかかっている。
つまり、現実をねじ曲げて真っすぐ見えていないということ。
『時計じかけのオレンジ』状態のエホバの証人
映画『時計じかけのオレンジ』では、最後に脳の去勢手術の効果が消える。つまり、主人公の洗脳が解けるのだが、うちの父親はこのパターン。
私の父親は、もともと喫煙・パチンコを嗜むという普通の人だった。しかし、家族に合わせエホバの証人になり、マインドコントロールを深めていく。これが脳の去勢手術をされた状態。
しかし、私の脱会を経て、父もエホバの証人を脱会。『時計じかけのオレンジ』で言うところの最後の部分。マインドコントロールが解けたところ。
結局、現在の父は客観的に見ればエホバの証人になる前より転落した人生を送っている。その理由は宗教活動に没頭するために職を辞し、その後もスキルやキャリアを磨けないエホバの証人らしい仕事を転々としてきたから。
父の転落は完全にエホバの証人のせい。まあ騙されるほうが悪いし、父には他人を騙した罪もある。こういった一定数の騙されやすい人々が騙されない仕組みが必要で、ソレが常々私がエホバの証人を滅ぼせと言っている理由。
そもそも、エホバの証人になった時点で転落したと言ったほうが正しい。その人生の最奥底からはい上がった状態が現在。何者かに頭の中を操作され、現実が歪んで見えるようにさせられた状態、これこそが人間としての最底辺。