エホバの証人による性加害が朝日新聞に掲載、病巣は組織に

エホバの証人による性加害が全国紙に掲載

エホバの証人に関する記事が全国紙に掲載。2023/11/9、朝日新聞朝刊の社会面。エホバの証人教団内で159件の性被害の申告があったという内容。

エホバの元2世信者でつくる「JW児童虐待被害アーカイブ」

のネットアンケート調査より。

紙面に「エホバの元2世信者」と書かれているのか、ちと面白く。

「エホバ」というのは、この教団的には神の名前。なので、正しくは「エホバの証人の元2世信者」となるところだが、世間的にはそんなモノどうでも良く、私もこれからそうやって呼んでいこうかと。エホバによる性加害。

この記事のポイント3つ。いずれもエホバの証人による性被害が、組織的であることを示す。

  1. エホバの証人の役職がある信者から、性被害を受けたと申告されている
  2. 長老(エホバの証人の役職)に対して、性経験を話すように強制された
  3. エホバの証人は、若年者に不適切な性的表現を見聞きさせている

2023/3/29放送の『news23』より、エホバの証人が存在してはいけない理由

エホバの証人の役職者による性加害

1つ目のポイント。役職がある信者から、性被害を受けたと申告されている点。役職というのは、「長老」というオッサンくさい役職と、「援助奉仕者(奉仕の僕)」という変態チックな名称の役職。

未成年のうちに性暴力を受けたと、申告している人が35人、そのうち19人が「長老」か「援助奉仕者」からの被害と申告している。

エホバの証人は、地域毎に宗教法人が細かく分かれているケースもあるが、日本支部からの指示は、各宗教法人の長老宛にでる。長老の上にも各監督の役職があるが、それも各宗教法人をまたいで管轄している。そのまま、上までたどると日本支部、世界支部と指示系統が続く。

何が言いたいかと言うと、役付き信者は組織のメンバー、指導者層であり、部外者ではないということ。役付き信者を上まで追っていけば、米国の世界本部まで指示命令系統をさかのぼることができる。

この教団は、基本的に来るもの拒まずなので、部外者が紛れ込んでもおかしくない。しかし、今回の性暴力の申告のうち半分以上は、部外者ではなくエホバの証人の指導者層により行われた性加害。

教団内に変態が紛れ込んだとか、たまたま変態長老がいたという話ではなく、この性被害は、エホバの証人組織が抱える問題だと言える。役職者は、組織運営のためのモノで、組織によって任命されるモノなのだから。

2つ目以降の特徴については、明日の記事にて。


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