エホバの証人の大会潜入記:子どもには体罰の鞭、大人には動画の飴

子どもには体罰の鞭、大人には動画の飴

エホバの証人の大会潜入中@有明アリーナ。昨日までの記事の続き。着席を半ば強要され、宗教講話を聴かされる。とにかく暇。多分、大人の現役信者でも同じく飽きてくるのだろう。

そのため、宗教話の合間合間に動画がはさまれる。飽きないようになっている。

子どもには体罰の鞭、大人には動画の飴が与えられる。見事なマインドコントロールシステム。パブロフの犬ならぬ塔の犬。絶賛調教中。

私でも、講演者が「動画をご覧ください」と言うと、うっかり「ちょっとラッキー」とか思って画面を見てしまう。「いかんいかん」と思っていると、動画内にビンゴの「脅し」があった。

最後の目的、児童を「ハルマゲドンで脅している」言質をとること。

エホバの証人の大会、児童が脅されている瞬間を目撃

大会2日目『シンポジウム:「辛抱強さ」によって「自分を神の奉仕者」として推薦する』の『聖書レッスンで教える時(ヨハネ16:12)』のコマ。講話内で流された動画内で下記のやり取りがあった。

女の子Aが女の子Bを調教中、でなくて、ものみの塔レッスン中の様子。

女の子A「第二次世界大戦のとき、教会がどんなことをしたかについての動画を見てエホバがなんで滅ぼすしかないって・・・」

女の子B「なんか読んでいるうちに怖くなってきちゃって・・・」

シーンが急に変わり、女の子Aがおそらく自分の姉に話している。

女の子A「だって生きるか死ぬかの問題でしょ」

この動画の後半でもう一度「滅ぼす」が出てくる。

プログラムの本筋とは逸れるが、「滅ぼす」「生きるか死ぬ」と脅しているのは明らか。劇中の女の子が「怖くなっている」時点で、製作者側にも脅している自覚があるはずなのだが。

やはり、

エホバの証人は「生死をかけて」脅されている。その中には100人以上の子どもが混じっているのが今日の大会。はい、さっそく児童相談所に追加で通報。

ありがたーいお話を聴いたのは小一時間くらい。それだけで「ハルマゲドンで滅ぼされる」の脅しがあった。長時間きちんと聴けば、もっと出てくるだろう。

そもそも、ハルマゲドンがないとエホバの証人は組織として成立しない。

そりゃそうさな。平日にしょうもない宗教講話を聴けるのは、ハルマゲドンで死にたくないから。そのハルマゲドン教理を放棄すれば、信者離れは著しい。そして、信者の数こそが教団を支えている。

ハルマゲドンが嘘なら、今日を楽しむ生き方をするしかない。この一生にベストを尽くすしかない。騙されていたと気付き、エホバの証人をやめるしかない。

教団側は、信者に目ざめられては困る。だから、エホバの証人の教理からハルマゲドンが消えることはない。

そして、エホバの証人がハルマゲドン教理を掲げ続ける限り、教団内の児童は脅され続ける。つまり児童虐待が成立する。

というわけで、児童相談所に再通報。明日の記事へ。


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