『宗教2世』の闇:信者の人生を搾取する悪質な仕組み、ものみの塔レース

開祖が死んでも終わらない宗教、エホバの証人

『宗教2世』、Session3-2。『当事者たちは何を語るか?』から。

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開祖が死んで10周年というタイミングがありました。それまですごく崇めていたし、亡くなったら、世界中の聖人や偉人が迎えに来ると聞いていました。でも、開祖が死んだところで、実際は何も起きませんでした

当たり前のことで、単なる人間が一人死んだところで、なにか奇跡的なことが起こるわけがない。エホバの証人も同じで、ハルマゲドンとか復活とか奇跡的なことが起きるわけがない。

エホバの証人の場合は、ここが多少はうまくできていて、奇跡の到来を先延ばしにする仕組みがある。

開祖はそのうち死ぬので、開祖が死んだ時点で、その宗教の化けの皮が剥がれる。レースの結果が出るギャンブル。うさん臭い宗教に賭けた大穴馬券はやはり当たらなかったかと。この点、開祖が死ぬ宗教はまだ良心的だと言える。

終わりのないものみの塔レース

エホバの証人の場合は、実質的な開祖はとっくにくたばっている。しかし、もっと悪質で、教団組織は開祖の死後に強化され、よりあくどくなっている。

当たるはずのない、ものみの塔万馬券。ものみの塔レースの結果は出ない。ゴールが近づいてくると、あと5周延長しますと、ものみの塔レースはルールが変わる、というかゴールが遠のく仕組み。

教団が予言するハルマゲドン予定日が近づくと、予言がハズれたのがあからさまにならないよう、ハルマゲドン予定日は先延ばしにされる。

それが前々世紀から続いていて、現在は無期限延長戦。現役エホバの証人たちが寿命を迎えてもレースは決着しない。

ものみの塔協会は予言ハズシの老舗、偽預言者の伝統芸

このように、信者の人生そのものを搾取し、一生を無駄にさせる仕組みが出来上がっている。開祖が死んでも継続するエホバの証人は、こういった悪質な仕組みになっている。

続いてSession3-3、『2世たちの、その後』。脱会後の当事者の声より。

見えない世界があるのか当たり前という認識に洗脳されているため、別の見えない世界を提唱する人の洗脳を受けやすい、詐欺に遭いやすい状態になってしまった

脱会後にも、終わりのないものみの塔レースの延長戦に迷い込む。似たようないかがわしいものに洗脳されたり、詐欺師に騙されたり。

人生を搾取して甘い汁を吸おうとしているのは、親に押し付けられた宗教だけではない。不思議なことに、騙され要素のある人のところに、ハイエナのようにずる賢い人間が集まってくる。


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