エホバの証人潰しという有意義な社会実験、そして暗くなる話

エホバの証人潰しという有意義な社会実験

『宗教2世』より。Session1-7。

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宗教2世アンケートのフリー回答。

教団が解散すればすべて解決、のような風潮に、危機感を持っています。少なくとも私の家族には問題解決になりませんでした。脱会後、教祖と幹部が逮捕されたニュースを見ても両親には響きませんでした。マルチに走り、借金を膨らませ、年々生活水準が下がり、別の教団に入信しました

カルト教団が物理解散すると、信者は次のカルトに行く。だから、安易に物理解散させてはいけない、という論調を聞く。この人にはそんな意図は無いのだろうが。

これは低レベルな意見というか、カルトのマインドコントロールが抜けきっていないとも取れる安直なカルト擁護意見。

「信者が別のカルトに移籍するから」というのは、問題となっているカルトを物理解散させてはいけない理由にはならない。

なぜなら、信者が別のカルトにいくかどうかは、誰にも分からないから。不確かなことを理由に、目前の巨悪を放置して良い理由などない。

解散後の話は、現状とは別の話であり、別問題。「信者が別のカルトに移籍する」というのは、問題となっているカルトを野放しにして良い理由ではない。

そして、カルトからカルトへのハシゴ移籍が100人中2~3人なら何の問題もない。結果的に大多数が救済されたのだから。

全カルトを一斉に叩き潰すのが理想だが、そうはいかない。問題の大きな所、潰しやすい所から潰していけばいい。エホバの証人なんて一番理想的。

エホバの証人は政治に絡まないので、票田にはならない。政治家的にも潰しやすい。信者が高齢化していて、放っておいても下り坂。どうせ潰れるのだから社会実験がてら、エホバの証人を物理解散させればいい。

そして、エホバの証人から他のカルトへの移籍者が出たら出たで、次から次にカルトを潰していけばいいだけ。

カルトは解散一択、泥船は沈めるべき。信者に忖度する必要はない

高齢だからカルトから脱会させられないのは理由にならない

高齢の母の友人関係が、ほぼ信者仲間になってしまい、いまから脱会させて人間関係が失われてしまうことが母にとって良いことなのか、という迷いもあって、脱会を勧められずに黙認の状態になっている

これこそカルトの思う壺。世界と断絶させ生き場所、逃げ場所を奪う。たとえ、この人にとって脱会が悪手だったとしても、カルトの狙い通りになった人生でいいのだろうか?

この人の高齢の母にとって、何が良いことかは明らか。脱会し絶望する以外に救いはない。人生に何か意味を見いだすのなら、脱会し絶望し辛酸を舐めるしかない。

でなければ、カルトの手先となった悪行三昧の一生になる。自分というモノを見失い、悪の手先となった無意味な生涯。それこそカルトの思う壺。

「高齢だから脱会を勧められない」という裏には、その老人が老い先短いという考えがある。若いなら人生やり直せる可能性もあり、脱会させたい。しかし、逆に高齢だからムリという考え方には、寿命が近いという、暗黙の了解がある。

他に、高齢で意欲・体力がないとかの理由もあるかも知れないが、それは若くとも同じ、カルトに搾り取られて、気力・体力の一切を失っている人もいる。年齢は関係ない。

高齢を理由に脱会させるのを渋るのは、老い先短いというのが一番の理由。であれば、

どうせ老い先短いのなら、脱会し絶望したって構わない。どうせ残り長くない人生なのだから。どうせ自分本来の人生を生きていない。悪の手先となっている無意味な人生なのだから。無意味どころではない、有害な人生なのだから。


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