ものみの塔がエホバの証人信者に謝罪すべき理由
昨日の記事で、ものみの塔はサクッと信者に詫びろ、と書いた。
「ハルマゲドン来ません。嘘つきました。復活なんてするわけないじゃん」と。もう少し紳士的な謝罪でも構わないのだが、内容はこんなモノだろう。
ついでに、今まで寄付金や奉仕時間を搾取したこと、数多の家族を崩壊させたこと、信者の心身を病ませたことを謝罪すべき。
しかしながら、要求が多いと困難の度合いは上がるので、基本的には、現在のエホバの証人の信仰の根源になっているハルマゲドンや楽園、復活の希望がウソであることを表明するだけでいい。
この謝罪発表で多くの信者は脱会するだろうが、良心的体質に生まれ変わったものみの塔に一部の信者は残るはず。余生を元エホバの証人たちで慰め合うコミュニティとして。細々と組織を継続できる目は出てくる。
ものみの塔が嘘でも、エホバの証人をやめられない人々
旧ものみの塔に残る人々は、骨の髄までエホバの証人というわけではない。信仰云々、ハルマゲドン云々ではなく、単に人とのつながりを求めて、元エホバの証人コミュニティに残る。
ものみの塔がウソであってもエホバの証人をやめられない人たちにも、教団に欺かれたという怒りは生じる。しかし、それ以上にエホバの証人をやめて俗世間に放り出されることの方が恐怖。
この恐怖と孤独に耐えられない人たちには、元エホバの証人という傷をなめ合って生きていく場所が必要。この場所を残すためにも、ものみの塔は素直に謝るべき。「全部ウソでした」と。
ものみの塔が現在の態度を続ける限り、行き着く先は完全なる崩壊しかない。邪悪な団体がそのまま継続を許されるわけがない。
私も微力ながら、ものみの塔を完全に根絶するための活動を続ける。この世からものみの塔という毒を一掃する。この荒療治には多くの痛みを伴う。簡単にエホバの証人をやめられる人などいないから。
ものみの塔が崩壊し、強制的にエホバの証人をやめることで、さらに精神を深く病む人も多くでる。しかし、私はそれも致し方ないと考えている。自分の精神・健康・生活を守るためなら、邪悪な組織に属し、悪事に加担しても良いのか?そんな自己中心的考えが許されるはずはない。
ものみの塔を崩壊させる際のキズを最小限に留める方法
ものみの塔をフラットにする際のキズを浅くするには、どうしたら良いのか?それはものみの塔自身が体質を改め、信者に真実を告げること。真実とは、統治体は神の聖霊など一切浴びていないという事実。
すると、信者のマインドコントロールが解け、多くの人が組織を去る。一部の信者は、今さら取り返しがつかないので、余生を元エホバの証人で集まってすごす。この元エホバの証人集団は、信者の勧誘など宗教的活動は行わず、単なるコミュニティとなる。
激しい痛みを伴い、組織まるごと崩壊していくのか、痛みを最小限にして限界まで規模を縮小し、宗教色を無くして存続するのか。
後者の場合は、ものみの塔の完全謝罪が必要。謝罪した幹部は、幹部として継続する組織の上位に残れるし、今さらだが、正しい良心に従って行動したことにはなる。
どちらが良いか、ものみの塔最高幹部はよく考えられたし。良心に沿った行動をおススメしたい。もしも、良心が残っているのなら。