都合の悪い聖書の記述を封印する偽予言者エホバの証人
エホバの証人の論理的アキレス腱、BC607年エルサレム陥落。
昨日の記事で書いた、聖書の聖句からBC607年エルサレム陥落を否定できる箇所。ゼカリヤ書の記述から。
ものみの塔が、このゼカリヤ書の記述を引いてBC607年エルサレム陥落を裏付けようとしている記事がある。端的に言って、間違い。裏付けにならないモノ、エルサレム陥落BC607年を否定される聖句を自ら引用している。
目ざめよ!1972/7/8号『バビロンがエルサレムを荒廃させたのはいつか』
ダニエルが,荒廃の「年の数」を七十年としていることに注目してください。もし七十年が象徴的な,もしくは誇張されたおおまかな数であったなら,ダニエルはそう言うことはできなかったに違いありません
ゼカリヤ書には次のような付加的な証拠があります。「汝らは七十年のあひだ五月と七月とに断食せし時果して我にむかひて断食せしや」。
なんだか古文の授業みたいになってるんだけど、ここで引いている聖句はまさに昨日の記事で指摘したゼカリヤ書の聖句。1:12と7:5。
自身満々にこう続く。
特定の月に言及しているこの質問の仕方からして,確かに文字通りの七十年の期間が意味されていたことは明らかです
ものみの塔の大好きな「文字通り」。キッチリ70年ということ。
であるならば、上記のゼカリヤの記述は、昨日の記事で指摘したとおりBC520~518年頃の記述。その70年前はBC590~588年。エホバの証人だけが主張するBC607年エルサレム陥落より、一般的に言われれているBC587~586年に酷似。
ものみの塔だけが主張するBC607年エルサレム陥落が遠ざかる。さらに、
ものみの塔の滑稽なところは、BC607エルサレム陥落の裏付けとして、このゼカリヤ書の記述の使用をやめたこと。勘違いに気づいたのか?ゼカリヤ書の記述を封印しようとしている。
自称「聖なる力」に導かれた勘違い。激ダサよな。
おそらく、最新では1988年発行『洞察』のなかでは、「数、数字」の項目で
エルサレムとユダは神に不従順であったため,「この地がその安息を完全に払い終える」まで70年の間荒廃したままでした
の引用聖句で、下記のように他のエホバの証人的BC607年根拠の聖句と一緒くたにされているだけ。
代二 36:21; エレ 25:11; 29:10; ダニ 9:2; ゼカ 1:12; 7:5
2011年の特集記事でも、BC607年エルサレム陥落を主張する1981年発行の『あなたの王国が来ますように』14章の付録でもノータッチ。
自教団のアキレス腱BC607年エルサレム陥落を死守するためには、聖書の記述も封印する。まさに偽予言者エホバの証人。
本日の記事も、昨日に続いて下記サイトを参考にしております。入念な調べに感謝です。
“エホバの証人の聖なる力に導かれた勘違い、聖書の記述を封印。” への1件の返信