結婚や出産を見送り、適齢期を逃し無駄な人生を送るエホバの証人

子どもを得ることまで制限されるエホバの証人

重大な決断を他人に預ける、エホバの証人

『良心の危機』第2章「私が本書を書く理由」より。

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エホバの証人のせいで結婚・出産を諦めた人の話が出てくる。1938年、酒好きのものみの塔協会会長のラザフォードがこう講演している。

今、この人たちにとって結婚して子供を作ることが聖書的に適切なことでしょうか。否、というのが聖書に裏付けられた答えです

聖書に答えを求めんなと、適切かどうかお前が決めんなと、何ふざけたこと言ってくれてんの?という感じだが、マインドコントロール下にある人間は、その程度の判断能力すら失われてしまっている。

人生の重大な決断を赤の他人に預けてしまう。しかも飲む打つ買うの三拍子揃った大悪党ラザフォードに。

ものみの塔協会二代目会長ラザフォードの生涯から学ぶ人生の意義

ラザフォードが今と言っているのは、1938年。このラザフォード君の主張では、1938年当時、この世の終わりハルマゲドンが間近に迫っている設定だった。

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不屈の精神より、エホバの証人としての贖罪を手軽な行動で示せ

エホバの証人の棲むお花畑

私怨より義憤、憎しみより道徳的義務?

『良心の危機』第2章「私が本書を書く理由」より。

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著者がこの本を書いたのは、自身のエホバの証人としての稀有な経験と、さらに一般エホバの証人が知り得ないことを知ってしまったこと。そして、その2点から導かれる道徳的義務だと説明している。

なかなかにお上品な動機であり、エホバの証人組織への怒りとか憎しみとか恨みで動いている私との違いを感じる。

この本の影響は大きく、人を動かすには(特にマインドコントロール下にある特殊状態の人には)負のエネルギーよりもこういった道徳的、高尚なものの方が効くのかとも思ったり。

というわけで、第一にカルト被害者の救済。第二に社会悪であるカルト組織の撲滅のために。そして、第三に大きな大きな私怨と、看板を掲げ直すか。とはいえ、第一第二要因についても、義憤といった方が良くて。やはりこの本の著者と私の動機はちと違うなと。

元エホバの証人2世の贖罪

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良心に従い宗教を脱会するときに、立ちふさがるカルト要素

人生を妨げるカルト

何らかの態度を貫くとは

『良心の危機』、第1章「良心の代償」より。

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生涯が終わりに近づいてきた時、「少なくとも私は何らかの態度を貫き通した」と言うことのできる人の方が、何の立場も貫かなった人よりも満足感が大きい

当初、「ごもっとも」とうなづいたのだが、

かたくなにも「エホバの証人としての態度を貫き通しました」なんて人が出てくると困る。それは単なる自己満足で、ものみの塔の言いなりになっているだけ。何らかの態度を貫く美しい姿勢とは、対極。

頑迷なマインドコントロール状態を貫いて生きるのも、「何らかの態度の貫き」であろうと言われれば、それはその通り。しかし、それは残念極まりない生き方の貫き方。

その時々で柔軟にベストな対応を取るという態度だって、それを続ければ「何らかの態度を貫き」通したということにはなる。

結局はモノの見方しだい。エホバの証人には「家族に迷惑をかけない態度」を貫き通して欲しい。

『良心の危機「エホバの証人」組織中枢での葛藤』、回り道回避の一冊

エホバの証人を脱会すべきという良心

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『良心の危機「エホバの証人」組織中枢での葛藤』、回り道回避の一冊

回り道回避の『良心の危機』

『良心の危機』、もっと早く読んでいたら

今さらながら『良心の危機』を読み始める。私はエホバの証人の組織や教理の矛盾を感じて脱会したわけではないので、こういった教団の真実を暴露した本を読む必要が無かった。

ものみの塔やその教理が正しかろうが、自分の好きなように生きることこそ人間のすべきことだ、と考えてエホバの証人をやめた。人を殺めたり、モノを盗んだりしない限り、人間は自分の望む生き方をするのがベストで、これは普遍的真理だと今でも考えている。

なんでもかんでも押しつけてきやがる、エホバという神とものみの塔は鬱陶しくてたまらなかった。自然だらけの「楽園で永遠に生きるのが幸福です」って、しょうもないおバカな価値観を勝手に押し付けるなと。

この真理に、良い大人になってもたどり着かず、エホバの証人上層部に上りつめた人間が何を言ってやがるという感覚で、この本を手に取ることはなかった。
※本書はエホバの証人最上層の統治体成員として9年も活動した人物の執筆

今となっては、脱会直後にきちんと本書を読んでいれば、洗脳があっさり解けていたかも知れない、とちと反省。情報を集め、精査する姿勢が欠けていた。

『星の子』の両親、早く風呂入れ~世界を広げることの効能

2回の人生の回り道

“『良心の危機「エホバの証人」組織中枢での葛藤』、回り道回避の一冊” の続きを読む