エホバの存在しない健全な世界を構築する
私は、生まれながらのエホバの証人2世信者だった。エホバの証人をやめるまでの14年もの歳月。これをものみの塔協会のせいで無駄にしてしまった。
エホバの証人とは自称キリスト教系の新興宗教。2世信者とは、親の信仰を押し付けられる子どものこと。
エホバの証人をやめて20年以上が経過し現在に至る。そしてようやく、エホバの証人2世だった過去について考えることができるようになった。
現在の私がこれを書いているのは、ものみの塔協会に一矢報いるため。そして、この世界に正常で健全な状態を回復させるため。エホバの証人が有害な布教活動を行っていない、ものみの塔が存在しない世界。
エホバの証人米国本部と日本支部の崩壊、末端エホバの証人のマインドコントロールからの解放、これが私の使命。おせっかいだとか余計なお世話だとか思われようと、ものみの塔をこの世界にのさばらせておくわけにはいかない。
エホバの証人というカルトは、人々の人生を決定的に損ねるものだから。
エホバの証人の王国会館という虚構の世界
エホバの証人との静かで平和な交流を楽しんでいるだけ、という人がいるかも知れない。ものみの塔の教理には疑問を感じているので、マインドコントロール状態にあるわけではない。しかし、エホバの証人の人間関係がないとやっていけない。そういう人たちがいるから放っておくべき。信教の自由だろう、という反対意見。
しかし、そんなことはエホバの証人というカルトを放置して良い理由にはならない。すべてのエホバの証人はエホバの証人をやめるべき。その理由を上げる。
教団内にしか友人はいないし、エホバの証人以外の親族たちとはほとんど縁切り状態。エホバの証人の会衆から出て生きていける気がしない、そんな人でもエホバの証人をやめるべき。なぜなら、
エホバの証人の王国会館にある希望や平和、愛はまやかしで本物ではないから。ものみの塔は救いの手段を持っていない。二枚舌の偽善的な組織が真理に至る経路であるはずがない。
偽善組織に属する人々との関係が清涼なものである訳が無い。それを清々しいものだと思い込むように習慣づけられているだけ。エホバの証人はあなたという人間より、組織の指示を優先する。いつか裏切られる日が来る。
エホバの証人は、ハルマゲドンに対する恐怖で調教されている。真実が見えないように思考を停止させられている。作り上げた恐怖で脅し、作り上げた救いをチラつかせて人生を搾取する。そんなモノは宗教ではない。
我々の人生はたった1度限り。現役エホバの証人は今すぐ人生をやり直すべき。エホバの証人組織に骨をうずめてしまうという、人生の無駄使いをすべきではない。
本物の人生は1度限りで短い。人生の光は一瞬の熱とわずかな喜び、そして深い絶望の中にある。ハルマゲドン後の長く薄められた永遠の命に輝きなどは無い。
見かけ上は幸福に溢れた、欺瞞的なエホバの証人組織に深い絶望は存在しない。何もかもが隠匿された疑似的な仮想空間だから。それゆえに本物の喜びもない。
エホバの証人組織から一歩外へ出れば、堂々と嘘をつき人を騙す人が存在し、淫行が許される世界。そこには暖かな愛情もなく思いやりの欠片も存在しない。現役エホバの証人にはこのように見えるかも知れない。しかし、
これが本当の世界。人類が構築し維持してきたリアルな世界。エホバの証人という虚構の世界にリアルはない。汚れ切った世界の深い絶望の中に一瞬の光を見つける、それこそが人生の本当の価値。