エホバの証人2世のバランスが崩れるとき、壊れるとき / 元エホバの証人2世のいる場所

いかにしてエホバの証人と縁を切ったか

お題「みんなはどうやって、教会と距離を置きましたか？」

勝手に対談に加わっているつもりで回答する。

私は、ほぼ生まれながらにして親にエホバの証人であることを強要された。エホバの証人を辞めたのが14才のとき。「（エホバの証人の）集会にもう行かない」と親に対して宣言。それ以降、99%エホバの証人活動をしていない。

小学校高学年の頃から悩み続けて、やっと辞めることができた。

14才になり、親と殴り合いになっても刺し違えるくらいまで身体も大きくなった。宗教の強要に対して肉体的には断固闘える状態。あとは親を裏切るという罪悪感さえ抑え切れば良かった。

親を裏切ること、もっか洗脳下だったので神を裏切り神に殺される覚悟を決めること。この辺りが悩みだった。そして、圧倒的制限をかけてくるエホバの証人に屈し続けることで、自由を求める本来の自分を抑え込む必要があった。

この抑え込みが限界に達し、むしろここを抑え込むくらいなら、親も捨てるし神にも逆らってやると決めたときに、エホバの証人と完全に縁を切ると決めた。

自身の自由を求める本能、これを抑圧することが出来なくなったとき。抑えきれなくなったとき。それでもそれを解放することが出来ない場合、人は壊れる。内と外のバランスが崩れる。

内側から発散しようとするものを、外圧で抑えている。内からほとばしる、自由を求める心を、エホバの証人やエホバの証人の親や教義、親の見栄が外から抑えつける。そのバランスが崩れたときに、人は壊れる。

人間の身体を保っているのは皮膚や骨と外から圧力をかけている大気とのバランス。必要以上に高い大気圧に対して人間の身体が抵抗し、外に出て行こうすれば皮膚ははじける。逆に大気圧が強すぎれば皮膚や骨は内側に破壊される。

このバランスが崩れる直前に私はエホバの証人を辞めた。断固、不条理な外圧と闘った。何とか間に合ったというのが実感。間に合わずに破壊されたエホバの証人の2世信者たちが多く存在する。

人を破壊する宗教など、この世に必要ない。