マイケル・ジャクソンとエホバの証人のこと
『芸能人と新宗教』、第三章「海外の芸能人も新宗教にハマる」より。
昨日の記事に続いてマイケル・ジャクソンの話。マイケル・ジャクソンもエホバの証人2世であったと本書で明かされている。
「スリラー」の冒頭には、「この映画はオカルト信仰を助長するものではない」という注意書きがわざわざ挿入されています。それも、マイケルが、アルバム『スリラー』ために、エホバの証人が彼を破門しようとしていることを聞いたから
実際にyoutubeで確認してみると確かに。冒頭も冒頭に以下のテロップが出る。
Due to my strong personal convictions, I wish to stress that this film in no way endorses a belief in the occult.
しかも結構長い時間テロップが出る。Google翻訳で訳すと以下。
「私の個人的な強い信念により、この映画は決してオカルトへの信念を支持するものではないことを強調したいと思います」
オカルトを支持しようがしまいがどうでも良くて、そんなもの単なる個人の趣味の領域。
ところが、なぜかこのPVではオカルト不支持を強く訴えている。個人的な強い信念により。この信念というのがエホバの証人の教義に基づくものだったり、エホバの証人組織に対する未練や現役信者である家族に対する気遣いであったり。
歴史的名曲もいっきに興覚め。
実は、オカルト大好きエホバの証人
エホバの証人はオカルト系の映画や本などは全否定。狼男とかドラキュラ、フランケンシュタインなどは厳禁。
フランケンシュタインはオカルトではなく人造人間なのでSFなのだが、強固なマインドコントロール下にあるエホバの証人にとっては一緒くたにされている。
『スリラー』のPVでは墓石をどけてゾンビが出て来る。この手のゾンビはエホバの証人的にNG。エホバの証人的には、死人に意識はなく、ただ腐食していくだけで、ゾンビ思考は悪魔サタンが人々を惑わすために企てているものだとされている。
そもそもこの地球に悪魔サタン一派が闊歩しているという設定がオカルトでは?とツッコミたい。サタンと、ゾンビとか狼男の何が違うの?
そして、墓石をどけてゾンビが蘇ってくるのと、エホバの証人の教義にある「復活」と何が違うの?エホバの証人の教義では選ばれた善人は復活するという冗談設定、いやオカルト設定になっている。
サタンとか復活とかオカルト大好きエホバの証人がオカルトを全否定する。もはやこれがオカルト。
マイケル・ジャクソンが教団への忖度のためにさせられた謝罪?
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