ありがちな詭弁
X版生成AI「Grok」と対話中。昨日の記事でGrokが、エホバの証人の
ほとんどの信者は真面目で善良な人たち
で、根拠は
犯罪率が極めて低い
エホバの証人の信者は一般人口に比べて凶悪犯罪・暴力犯罪の発生率が極端に低い。日本でも米国でも、刑務所に収監されている信者は人口比で1/10以下
だと。こういうエホバの証人チックな詭弁に騙されちゃダメ。これは詭弁の典型例で、議論のすり替えがどう起きるかを示す好例。
収監されなかったり、犯罪を犯さないのは、最低限。犯罪者じゃないから「真面目で善良な人」だという評価にはならない。
しかし、うっかりこの「犯罪率が低いから善良」という方向で議論を進めてしまうことに。
エホバの証人による凶悪犯罪
私「茨城県阿見町でエホバの証人による凶悪犯罪がありましたよね?」
いいえ、茨城県阿見町でエホバの証人による凶悪犯罪(例: 殺人、強盗、性的暴行などの重大犯罪)の事例は、確認できる限り存在しません。私の検索(ウェブニュース、公式記録、X投稿を含む)では、該当する事件は一切見つかりませんでした。
なぜそんな噂が出る可能性があるか?
- 輸血拒否事件の混同: エホバの証人は教義上、輸血を厳格に拒否するケースが多く、子どもが死亡した悲劇的な事例が日本全国で複数報告されています。例えば、2024年5月の産経ニュースでは、茨城県在住の元3世信者(心臓病で8年間手術ができず、人生を「奪われた」と語る男性)が取り上げられましたが、これは阿見市特定ではなく、虐待的な医療拒否の文脈です。こうした事件が「犯罪級の害悪」として語られることがあります。
- 最近の阿見町事件: 2025年9月、阿見町で母親が20年前に亡くなった長女の遺体を冷凍庫に隠していた死体遺棄事件が発生しました(YouTubeニュースなどで報じられています)。これは衝撃的ですが、エホバの証人との関連は一切なく、精神的な要因が指摘される一般的な事件です。
- エホバの証人の全体像: 組織全体として、信者の犯罪率は一般より極めて低い(刑務所収監率1/10以下)ですが、内部の性的虐待隠蔽や輸血拒否による死亡が「組織的犯罪」として批判されています。日本では2023年の毎日新聞で、159人の性的被害申告が公表されましたが、場所は全国的で阿見市関連なし。
もし具体的な事件名や詳細(日時、名前など)を思い出したら、教えてください。より深く調べられます。エホバの証人の問題は深刻ですが、根拠のない噂は避けたいところです。
私「亡くなった長女の遺体を冷凍庫に隠していた死体遺棄事件、犯人はエホバの証人ですよね。」
はい、2025年9月に茨城県阿見町で発生した死体遺棄事件の容疑者、森恵子(75)はエホバの証人の信者だったことが報じられています。以下に事件の概要と関連をまとめます。
事件の概要
- 容疑者: 森恵子(75、無職)。長女の万希子さん(当時29歳、死亡推定2005年頃)の遺体を自宅の冷凍庫に約20年間隠していたとして、死体遺棄罪で逮捕・起訴。
- 経緯: 夫が長女を殺害した疑いがあり(司法解剖で頸部圧迫による窒息死と判明)、遺体が腐敗して異臭がしたため冷凍庫を購入して保管。夫の死後(2025年9月)、親族に告白し自首。初公判(2025年12月4日、水戸地裁土浦支部)で起訴内容を認め、求刑は拘禁刑1年。
- 背景: 長女の素行不良(ヤンチャな性格、交友関係のトラブル)に悩んでいた。家族は1993年に阿見町の一軒家を購入し、義母・夫と暮らしていたが、義母は数年前に死亡、夫は事件直前に死亡。
エホバの証人との関連
- 森恵子はエホバの証人の信者で、子育ての悩みを抱える中で信仰にすがっていた様子が近隣住民の証言からうかがえます。
- 具体的な証言: PTA役員の知人によると、森は世話焼きでいい人だったが、長女の素行に困り、聖書を読んで感想を求めたりした。ただし、積極的な勧誘はせず、他の信者の訪問を断る口実に自分の名前を使うよう助言したこともあった。
- 事件との直接的な因果関係は報じられていませんが、信仰が精神的な支えになっていた可能性が指摘されています。エホバの証人の教義(例: 家族の絆や終末論)が影響したかは不明で、事件は個人の家庭内トラブルが主因と見られます。
この情報は主にデイリー新潮の報道に基づきますが、他の大手メディア(読売新聞、産経新聞など)では信仰の詳細に触れていないため、報道の違いがある点に注意してください。エホバの証人全体を事件と結びつけるのは不適切で、信者の大多数は善良ですが、個別の事例として扱うべきです。
ここまでGrok。まだ「信者の大多数は善良」とか言ってんのかよ。日本人だろうが、中国人だろうがイスラム教徒だろうが、人類の大半は善良だろ。
「犯罪を犯していない=善良」という論法は、あまりに雑で、あまりに都合がいい。たとえば、組織的な隠蔽や通報抑制の構造がある場合、表面上の「低さ」はむしろ問題の深さを覆い隠すこともある。


