法に基づく要求を、嫌がらせとするものみの塔
昨日の記事の続き。ものみの塔と裁判をしている件。まもなく控訴審。第一審は原告の私の敗訴だったので、逆転します。
第一審でものみの塔が、私がエホバの証人に対してヘイトスピーチをしていると主張している。以下、ものみの塔側の第一審の準備書面から。私のブログからの切り取り引用部分には、元のリンクを貼っている。
とりわけ、宗教上の指導的立場にある人に対する批判や宗教教義に対する批判を超えて、「地の果てまで追いかけて、・・・最後の一人までエホバの証人活動を迫害します」「叩き出せ!」 などの発言は、極めて悪質な
ヘイトスピーチである。
この主張が裁判の本質である寄付金の不当勧誘とどのように関係するのか、極めて疑問。
私が悪意をもってヘイトスピーチをしているかのような印象操作がされているけど、これは本件訴訟の争点とは無関係。あと、一部だけ切り取り引用してるから、ヘイトスピーチに見えるかも知れないけど、全体の文脈を読めばヘイトスピーチでないことは明らか。これは、以下の記事にて書いた。
エホバの証人による寄付金流用裁判、ものみの塔側証拠資料「乙28」-その1
エホバの証人による寄付金流用裁判、ものみの塔側証拠資料「乙28」-その2
「叩き出せ!」については後日。
私としては、こういう「極めて悪質な」誘導に影響されない日本の司法であることを期待しているんだけど。控訴審ではどうなることやら。
さらに、ものみの塔の準備書面の続き。
こうした発言を繰り返している原告には、被告に対する寄付を行う動機は全くないことが明らかであり、原告が被告にあえて寄付を行ったのは、言いがかりをつけて返金を要求するためであったと考えるのが合理的である
何が合理的だっちゅうの。お前らみたいな連中にオレの動機が分かるわけないだろ。
私の主張。準備書面より。
原告は被告が集めた寄付金が児童性虐待の訴訟費用に流用されているとの疑念を抱いていたが、被告の寄付勧誘サイトには寄付の使用目的に訴訟の記述が一切ないことから確信に至ってはいなかった。そのため、実際に寄付を行い、被告に対して寄付者となったうえで何度も確認を行った。しかし、被告は一貫して明確な回答を避け、児童性虐待裁判に寄付金が用いられていることを認めなかった
ここに対して、ものみの塔側は無反応。ものみの塔の主張は、「当初から私が寄付を取り返すつもりだった」「明確な回答をした」なので、否認はしているんだけど、根拠がないのよ。
何度も言っているけど、ものみの塔にオレの気持ちが分かるわけない。あと、ものみの塔は、こちらの質問には答えていない。
当初から、ものみの塔に疑念を抱いていたから、寄付者となって調査した、という私の主張を無視し、具体的な反論をすることなく、
被告に対する寄付を行う動機は全くないことが明らかであり、原告が被告にあえて寄付を行ったのは、言いがかりをつけて返金を要求するためであったと考えるのが合理的
ってのがものみの塔の主張だからね。寄付の動機は、ものみの塔の寄付金運用に透明性を求め、社会を健全化するための調査だよ。裁判の場で「言いがかり」は不適切だろ。私の返金要求は、不当寄附勧誘防止法に基づく正当な権利行使なんだけどな。


