エホバの証人がニセモノであると示す話
私が子どもの頃、エホバの証人の記念式で、赤ワインを飲む老婆を目撃したことがある。
記念式の赤ワインはキリストの血を象徴しており、エホバの証人の教理の設定上、それを飲むのは死後昇天しキリストと共に地上を統治する「選ばれた者」だけとされている。この「赤ワイン組」は世界中で14万4000人に限られ、選ばれた者には何らかの天啓体験が伴う設定。
「赤ワイン組」は「油注がれた者」、と呼称されるのが内部的には正式。たしか。
懲らしめ大好きな油注がれたつもりの老婆
「赤ワイン組」だったその老婆は、懲らしめと称して物差しで体罰を与えるのが大好きだった。
懲らしめというのは、エホバの証人が子どもを罰するときに使う用語で、基本的には体罰。少なくとも、私の子どもの頃は、お尻を叩かれることと同義だった。
親「懲らしめします」、オレ「ひぇぇー（泣）」って感じ。
彼女は、懲らしめ用の竹かなんかでできた古くさい30cmの物差しを常にカバンに入れていて、他人の子どもを叩きたがる性質を持っていた。既に自分の子どもが成人しているのに、体罰用の定規を常に携帯しているどぎつさ。
とはいえ、いくらエホバの証人と言っても、誰彼構わず他人の子どもを叩けるわけでもなく。私も1度か2度程度、腿かなんかをその小汚い物差しでピシっといかれた記憶があるくらい。誰の尻か分からないようなものを叩いた汚い定規で触れるな、と言ってやりたかった。
この物差し女は、ベテラン信者だったので、物差しをチラつかせて体罰圧力を他の信者にかけていた。こっちの行動のほうがメインで、厄介だった。物差しを貸して叩かせたがる習性があったので、この小汚い物差しフェチだったのかも。
この人の極悪っぷりはどうでも良いんだけと、彼女の現在地が、エホバの証人がニセモノだということを示している。
かつて油注がれていた認知症信者、今は？
当時既に年配だった彼女は、現在は認知症を患っている様子。20年経った今、まだ生きてたのかって感じなんだけど、自宅でオンライン集会に参加している息子の後ろを、白い肌着姿で徘徊しているのを目撃。そんな姿で集会中に歩き周ろうものなら、当時だったら懲らしめなんだけど。
当然、記念式で赤ワインを飲むどころではない。
ここで疑問。彼女がかつて赤ワインを飲み、天啓を受けた「選ばれた者」だったのなら、なぜ今は認知症で記念式に参加することすらできないのか？
もし赤ワインを飲む行為が死後昇天するための条件なら、現在彼女がその条件を満たしていないことは矛盾。認知症になったら赤ワイン組除名ですか？
一方、赤ワインを飲むことが本人の意思ではなく介護者によって強制されているとするなら、それもまた天啓体験の意味を無効化する行為。
「赤ワイン組」の人数は不正確？
逆に、エホバの証人が「赤ワインを飲む行為そのものが昇天の条件ではない」と反論する可能性もある。この場合は、新たな問題が浮上。
エホバの証人は世界中で「赤ワインを飲んだ人数」をカウントしている。しかし、「赤ワインを飲むことが昇天の条件ではない」とするなら、この人数のカウントの意味は根本から崩壊。
赤ワインを飲めなくなった認知症の信者がカウントから除外されている場合も問題。エホバの証人の組織は、このような状態になった信者をどう扱っているのか？「赤ワインを飲む行為そのものが昇天の条件ではない」のに、人数から除外されているとすれば、カウントの目的そのものが意味を失う。
なぜ飲むこと自体が重要でないのに、厳密な人数を数えているのか？そんなムダなことを今まで延々とやってきて、どこが唯一の神の組織だっちゅーの。これに対する合理的な説明がない限り、教理や組織の運営自体が信頼できない。
まとめ
前述のような矛盾が発生するので、赤ワイン組、通称油注がれた連中が認知症になったらダメなんだって。ホンモノだったらなるはずがない。将来認知症になる奴が選ばれてる時点で全知全能神の神慮が働いていないし、また、既に選ばれた者が認知症になるように神が仕向けるはずもない。
そんな事態が起こっている時点でエホバの証人はニセモノ。
あと、最近、赤ワイン組が増えていて、それは本人の誤解だったり、精神的に病んでいることからくる勘違いといった、組織の公式見解があるんだけど、そもそも、そんな奴らがいたり、組織がそんな残虐な発表をする時点で、こいつらニセモノだろ。「ワイの組織はやべえ奴だらけでいい加減なんす」って自己紹介してる。
このような矛盾が積み重なることで、エホバの証人の教理やその教団運営がニセモノという結論に至る。
あと最近、統治体をやめたのがいたよね？そんな奴が最高指導者の統治体になっている時点でこの組織に神慮がない。ニセモノ。
