騙されていると気づかずに騙されるマインドコントロール
『マインド・コントロール 増補改訂版』「第二章 マインド・コントロールは、なぜ可能なのか」
人類の知能は、さらに高度な「騙す」方法を進化させた。騙したと気づかれずに相手を騙す方法である。マインド・コントロールとは、まさにそうした方法のこと
エホバの証人の現役信者は、まさか自分が騙されているとは思いもしない。無根拠な聖書のこじつけで現代が終末だと騙されているに過ぎないのだが、当人は騙されていると気づいていない。
エホバの証人は騙されているのに、騙されていると気づいていない。ゆえに、エホバの証人は完全にマインド・コントロール状態にあると言える。
人がマインドコントロールされる理由
皮肉なことに、人間は、相手を信じる生き物であるがゆえに、マインド・コントロールが成立してしまう
人に対して親しみを感じることも、愛情や信頼をもつこともない人は、マインド・コントロールを受けにくいと言える。相手との信頼関係を必要とする人ほど、マインド・コントロールされやすい
愛情や信頼を求めている人が、エホバの証人に騙される。
もしくは、愛情や信頼が欠乏している状態にたまたまある人が、エホバの証人に騙される。
これが、1980年代に孤独を抱えた日本中の専業主婦がエホバの証人に騙された理由。
他に、海外赴任中の日本人。孤立無援状態になると、訪問してきたエホバの証人が同じ日本人というだけでノーガード状態になり騙されることになる。
エホバの証人の捕食能力
SNSで見かけたのだが、インドネシアで布教に励むエホバの証人の日本人宣教者がいるようで、在住日本人に布教していて「おバカだな~」となっていた。
しかし、私からすると日本で無闇に日本人に布教するよりは、まだ目があるかと思ったり。海外という特殊環境下にあって、同じ日本人が来ただけで、飢えている日本語、そして信頼を埋めようとしかねない。
あとは、一見孤独を抱えているのが分かる人。ピンクの政党の看板を掲げて駅前ベンチに座っている老人とか、エホバの証人ですら近づきがたい空気を出しているんだけど、あれはエホバの証人的には狙い目なんですよ。
かつてのエホバの証人は、こういう孤独や闇を抱えた人を捕食する嗅覚みたいのを備えていて、日本中で爆発的に信者を増やしたんだけど、世代交代したのか、あまりに終わりが来ないからか、そういうガツガツ感を失ったのかな?