聖書がエホバの証人の欺瞞をあばく
エホバの証人の論理的アキレス腱、BC607年エルサレム陥落を崩す。昨日までの記事の続き。
エホバの証人が持ち出してくる定番が、次の論理。
- BC538年~537年にイスラエル人をエルサレムに帰還させる「キュロスの勅令」が出た
- 聖書によるとバビロン捕囚の期間は70年
- だからBC607年エルサレム陥落
今日は、この聖書の記述の70年を使って、エルサレム陥落がBC607年でないと言える点を示す。
有名どころでいうと、ダリウスの治世の第2年(西暦前519年、エルサレム帰還の18年後)に書かれたゼカリヤ1:12があります。
「大軍を率いるエホバ、あなたはいつまでエルサレムとユダの町々に憐れみを示されないのでしょうか。この70年間、あなたは憤っておられます」
— EXJW (@EXJW_) July 18, 2024
ゼカリヤ書の1章から。ゼカリヤ君はけっこう使える奴でこんな聖句もある。
聖書のゼカリヤ9章で「アシュケロンには人が住まなくなる」と言われたアシュケロン。
現代のアシュケロン、夜景から察するに人が住んで街が栄えている。全く当たらない聖書予言。
【時事通信ニュース】イラン、イスラエルに報復 https://t.co/Q5qVthk2sY— 山羊男 (@jw2nd_com) April 15, 2024
ダリウスの治世の第2年(ゼカリヤ1:7)
「大軍を率いるエホバ,あなたはいつまでエルサレムとユダの町々に憐れみを示されないのでしょうか。この70年間,あなたは憤っておられます」(ゼカリヤ1:12)
エホバの証人の用語辞典的な『洞察』によると、ダリウスの治世の第2年はBC520年。
BC520年の70年前はBC590年。一般的に言われているエルサレム陥落BC587年に近い。たったの3年ズレ。
エホバの証人だけが頑なに固執しているBC607年だと87年前。聖書が述べている70年とはだいぶ違うね。17年も違う。
さらに、ゼカリヤ7章。
他にもゼカリヤ7:5などがありますね。
「この土地の民全てと祭司たちに言いなさい。『あなたたちは、70年にわたって第5の月と第7の月に断食をして泣き叫んだ時、本当に私のために断食をしたのか」
これも先の聖句の2年後の出来事ですが、考え方は同じです。
— EXJW (@EXJW_) July 18, 2024
ダリウス王の治世の第4年(ゼカリヤ7:1)
大軍を率いるエホバが再び私に言った。「この土地の民全てと祭司たちに言いなさい。『あなたたちは,70年にわたって第5の月と第7の月に断食をして泣き叫んだ時,本当に私のために断食をしたのか」(ゼカリヤ7:4-5)
ダリウス王の4年目は、エホバの証人の洞察を参考にするとBC518年。70年前はBC588年。一般的に言われているエルサレム陥落BC587年に酷似してくる。
遠ざかるエホバの証人だけが固執するエルサレム陥落BC607年。聖書がエホバの証人の欺瞞をあばくわけで。
あと「大軍を率いるエホバ」って何なの?めっちゃダサいんだけど。
本記事執筆にあたって下記サイトを参考にしました。丁寧なまとめに感謝いたします。
“ゼカリヤ君が遠ざけるエホバの証人だけが固執するエルサレム陥落BC607年” への1件の返信